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概要:米労働省が発表した9月JOLT求人件数は1071.7万件と、1000万件割れまで減少が予想されてうたが反して8月からさらに増加した。 8月分も速報の1005.3万件から1028万件へ上方修正された。
米労働省が発表した9月JOLT求人件数は1071.7万件と、1000万件割れまで減少が予想されてうたが反して8月からさらに増加した。
8月分も速報の1005.3万件から1028万件へ上方修正された。
総失業者数575.3万人に対し、求人件数はほぼ500万上回り、労働市場が依然ひっ迫している証拠となった。
2022年3月に付けた590万件の差に近づく水準。
米連邦準備制度理事会(FRB)が歴史的にも大幅で急速な利上げを実施しているにもかかわらず過熱した労働市場が緩和する兆候はまだ見られない。
ただ、一部労働市場のひっ迫が弱まった兆しも見られた。
総採用者数は708.2万人と、2021年2月来で最低。
採用率(Hiring rate)は4.0%と8月4.1%から低下した。
従業員の労働市場への自信を示すとして、FRBが注視している自主退職は8月から12.3万人減の406万人と、2021年7月以降2番目に低い水準。
退職率(Quits rate)は2.7%で前月と同水準だった。
解雇は若干減少し、130万人。
解雇率は0.9%と、前月の1.0%から低下した。
一部で弱い兆候が見られるものの、労働市場のひっ迫は根強く、FRBは11月連邦公開市場委員会(FOMC)で4会合連続で0.75%の追加利上げを実施したのちも利上げ継続が強いられると考えられる。
■雇用たるみダッシュボード
◎金融危機前に比べ状態が改善 パンデミック: 金融危機前水準と比較
9月求人率(Job openings rate):6.5%(8月6.3% ) 4.4%, 3%
9月退職率(Quits rate):2.7%(2.7%) 2.3%: 2.1%
9月解雇率(Layoffs/discharges rate):0.9%(1.0%) 1.2%
9月雇用者数(Nonfirm payrolls):+26.3万人(+31.5万人) +25.1万人,+16.18万人
9月採用率(Hiring rate):4.0%(4.1%) 3.8%
9月失業率(Unemploynent rate):3.5%(3.7%) 3.5%, 5%
9月広義の失業率(U-6):6.7%(7.0%) 7.0%, 8.8%
◎金融危機前に比べ状態悪化
9月労働参加率:62.3%(62.4%) 63.4%, 66.1%
9月長期失業者数(15週以上):34.1%(21年8月48.4%)19%
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