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米新規失業保険申請件数、３週ぶり増加－カリフォルニア州で顕著
概要：先週の米新規失業保険申請件数は３週間ぶりに増加に転じた。特にカリフォルニア州で大きく増え、労働市場の軟化傾向が示唆された。
季節調整前ベースの申請件数は約２万7000件余り増加して23万4577件。増加分の３分の１超をカリフォルニア州が占めた。
グッドフライデー （聖金曜日、今年は４月７日）など祝日の前後はデータの変動が特に大きくなる。より変動の少ない失業保険申請の４週移動平均は24万件に増加した。
ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、イライザ・ウィンガー氏は「増加傾向は今年に入って発表されたテクノロジーおよび金融業界での雇用削減が時間差を伴って影響を及ぼしつつあることを反映している。カリフォルニア州ではそれが顕著だ」と述べた。
米金融当局による約１年に及ぶ利上げ局面を経て、労働市場が軟化し始めていることを示唆する統計がこのところ相次いでいる。
２月の米求人件数は2021年５月以来の低水準に減少。３月雇用統計では、労働参加率が３年ぶりの高い水準となっていた。
統計の詳細は表をご覧ください。
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