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英中銀は利上げ幅25ｂｐに抑える余裕、50ｂｐもなお有力－きょう発表
概要：イングランド銀行（英中央銀行）は、金融政策委員会（ＭＰＣ）の政策決定を３日に公表する。再度利上げに動く見込みだが、物価上昇ペースの鈍化に伴い、引き締め幅を縮小する余地が生じるかもしれない。
2023年8月3日 14:05 JST
ＣＰＩデータおよび雇用統計は、物価圧力が和らぎつつある様子示す
最も積極的な行動を控える余裕をＭＰＣに与えることも考えられる
イングランド銀行（英中央銀行）は、金融政策委員会（ＭＰＣ）の政策決定を３日に公表する。再度利上げに動く見込みだが、物価上昇ペースの鈍化に伴い、引き締め幅を縮小する余地が生じるかもしれない。
英中銀が14会合連続で引き締めを決め、現行５％の政策金利を少なくとも0.25ポイント引き上げるとエコノミストや投資家は予想する。６月の前回会合と同じ0.5ポイント利上げの可能性も有力な選択肢として残る。政策金利が年内に5.75％前後でピークに達する見通しに市場は今や備えている。わずか１カ月前に織り込んでいた水準よりほぼ１ポイント低くなった。
今春のより執拗（しつよう）な物価と賃金のデータは、英国を国際的なアウトライアー（外れ値）と位置付け、英中銀が引き締めサイクルを最後に終える主要中銀になるとの観測を促した。それでも最新の消費者物価指数（ＣＰＩ）データおよび雇用統計は、物価圧力が和らぎつつある様子を示し、最も積極的な行動を控える余裕をＭＰＣに与えることも考えられる。
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