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概要:外国為替市場で、円が対ドルで年初来安値を更新。一時150円32銭まで下げた。これまでの年初来安値水準だった150円16銭を超えると、下げが加速した。
円は対ドルで下落、一時150円32銭-アルファベット株は大幅安
米国債利回りベアスティープ化、30年債利回りは一時15bp上昇
外国為替市場で、円が対ドルで年初来安値を更新。一時150円32銭まで下げた。これまでの年初来安値水準だった150円16銭を超えると、下げが加速した。
円は一時0.3%下落し、2022年10月以来の安値。当局の介入が警戒される。
円が対ドルで年初来安値を更新、日米金利差で-高まる介入警戒感
ドル指数は米国債利回り上昇に連れる格好で続伸。今月3日以来の高値となった。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ブルームバーグ・ドル指数 | 1276.02 | 4.07 | 0.32% |
ドル/円 | ¥150.25 | ¥0.34 | 0.23% |
ユーロ/ドル | $1.0566 | -$0.0024 | -0.23% |
米東部時間 | 16時53分 |
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのアナリストらは「世界の他の国・地域がリセッションに陥っても、米経済はトレンドを上回る伸びを続けている」とリポートで指摘。「最近のデータは米経済がまだ熱を帯びており、さらなる引き締めが必要なことを裏付けている」とし、「ドル上昇の論拠はなお残っている」と分析した。
マネックスUSAのアナリストらは「米国の追加引き締め観測は12月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合にシフトしているが、来週の会合後のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見は年内のドルの方向性を決める鍵となるだろう」とリポートで指摘した。
ブルームバーグがエコノミスト45人を対象に実施した調査によると、日銀は30、31日に開く会合で金融政策の現状維持を決定すると76%が回答した。
日銀会合は8割弱が現状維持、くすぶるYCC修正論-サーベイ
カナダ銀行(中央銀行)は政策金利を2会合連続で5%に据え置いた。成長見通しについては下方修正したが、根強いインフレ圧力を理由に追加利上げの選択肢を残した。
カナダ中銀、政策金利を5%に据え置き-追加利上げの可能性残す
カナダ・ドルは下落し、3月以来の安値を付けた。INGのフランチェスコ・ペソレ氏とジェームズ・ナイトリー氏は、カナダ中銀が示した新たな予測について「成長見通し悪化を裏付けている」とリポートで指摘。「その点を考慮し、また引き締め策が需要とインフレを抑制しつつある兆しを踏まえると、カナダ中銀が追加利上げを実施するとはみていない」と記した。
米国株
米株式相場は反落。米国債相場のボラティリティーが高まっている中、発表が相次ぐ企業決算や地政学的状況をにらみながらの軟調な展開だった。大手ハイテク株中心のナスダック100指数は2.5%安と、今年に入って最大の下げとなった。
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500種株価指数 | 4186.77 | -60.91 | -1.43% |
ダウ工業株30種平均 | 33035.93 | -105.45 | -0.32% |
ナスダック総合指数 | 12821.22 | -318.66 | -2.43% |
グーグルの親会社アルファベットが大幅安。前日の通常取引終了後に発表した決算で、クラウドコンピューティング部門の利益が市場予想を下回ったことが嫌気された。同じく前日引け後にマイクロソフトが発表した決算は、売上高が過去6四半期で最大の伸びを記録。マイクロソフト株はこの日上昇したが、テクノロジー株の下げを補うには至らなかった。
アルファベット株急落、クラウド部門の業績が市場予想下回る (1)
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4.1%安で終了。前日にテキサス・インスツルメンツ(TI)が発表した売上高見通しが市場予想を下回ったことが影響した。
企業が高金利にどのように対処しているのか、消費者の支出はインフレの影響で変化しているのか、市場関係者はその兆しを探ろうとしている。
この日の通常取引終了後にはメタ・プラットフォームズが第3四半期決算を発表。1株利益と売上高が市場予想を上回り、時間外で株価は上昇した。IBMも第3四半期決算で予想を上回る売上高を発表し、時間外で買われている。
ガベリ・ファンズのグロース株担当最高投資責任者(CIO)、ハワード・ウォード氏は「企業業績が株価を動かすため、今や問題は業績に移っている」と指摘。「ここが肝心だ。リセッション(景気後退)は失業増大や消費支出減少、国内総生産(GDP)の伸び鈍化、企業業績の落ち込みにつながるだろう。業績悪化は株価下落を意味する」と述べた。
中国の華為技術(ファーウェイ)のスマートフォン向け半導体はオランダのASMLホールディングの装置を使って製造されたというブルームバーグ・ニュースの報道も、市場関係者の間で意識された。
米国債
米国債相場は大幅に下落(利回り上昇)。年限が長めの国債の方が利回りの上昇幅が大きく、いわゆる「ベアスティープ化」した。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 5.09% | 14.9 | 3.02% |
米10年債利回り | 4.95% | 13.0 | 2.69% |
米2年債利回り | 5.12% | 1.1 | 0.21% |
米東部時間 | 16時57分 |
この日実施された5年債入札で需要の低調さが示された。来週発表される四半期定例入札では発行規模が拡大されるとの見方があり、入札を受けて懸念が深まった。
米新築住宅販売件数が市場予想を上回る急増となったことを受け、利回りは入札前から既に上昇傾向にあった。
米新築住宅販売が急増、昨年2月以来の高水準-予想も大幅に上回る
30年債利回りは一時15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り上昇し、5.10%近くに達した。今週23日には一時5.18%近くまで上昇し、2007年以来の高水準を記録していた。
原油
ニューヨーク原油相場は反発。イスラエルがパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻の準備を進めているため、中東からの供給が滞るとの懸念が再燃した。
イスラエルのネタニヤフ首相はテレビ演説で、同国存亡を懸けた戦いの中にあると話したが、地上侵攻のタイミングを巡る理由は説明しないと述べた。
CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダーのレベッカ・バビン氏は「原油はニュースを見ながらの取引となっている」と指摘。中東の複数の国が戦争に巻き込まれる可能性を市場は織り込もうとしていると述べた。「トレーダーはニュースに追われる落ち着かない状態にあり、起こっていることの完全な影響を理解する前にすぐに反応する可能性が高い」と語った。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は、前日比1.65ドル(2%)高い1バレル=85.39ドルで終了。北海ブレント12月限は2.06ドル上げて90.13ドル。
金
ニューヨーク金相場は3日ぶりに上昇。米国が中東で防空システムを強化するとの報道が流れ、同地域での緊張が一段と高まるとの思惑から買いが入った。
イスラエルは米国が中東に防空システムを配備できるまでパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻を遅らせることに同意したと、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
スポット価格はニューヨーク時間午後2時37分現在、前日比12.17ドル(0.6%)上昇の1オンス=1974.63ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、同8.80ドル(0.4%)高い1994.90ドルで終えた。
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