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概要:米国債の利回り曲線の重要部分で長短金利が逆転する逆イールド現象が発生したのは、経済と株式市場に不吉な兆候だ。しかし、それに投資家が今どう対処すべきかは複雑な問題だ。
Tourists visit the Charging Bull sculpture near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
米国債の利回り曲線の重要部分で長短金利が逆転する逆イールド現象が発生したのは、経済と株式市場に不吉な兆候だ。しかし、それに投資家が今どう対処すべきかは複雑な問題だ。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストが集計したデータによると、1956年以降で2年債利回りが10年債利回りを上回ったケースは10回あり、逆イールド発生からS&P500種株価指数が天井を打つまでの期間は過去の事例では2カ月から2年という幅があった。逆イールドのシグナル点灯後ただちに株式を手放せば2桁のリターンを見逃すこともあるということだ。
カナコード・ジェニュイティのチーフ市場ストラテジスト、トニー・ドワイヤー氏は電話インタビューで、「優れたリセッション指標だ。タイムラグを伴って機能することもある」と述べ、「今すぐ行動するのは適当ではない」と付け加えた。
10年債利回りは14日、2007年以降で初めて2年債利回りを下回り、世界の金融市場全体に警鐘を鳴らした。過去7回のリセッション(景気後退)では毎回、債券市場でこうした長短金利逆転という前兆が見られていた。
BofAのデータによると、過去10回の逆イールドのうち6回でS&P500種は3カ月以内に反落したが、残り4回では、同指数は少なくとも11カ月先までピークをつけなかった。期間に幅があるため、ポートフォリオの資産配分で利回り曲線を考慮する株式投資家にとって問題は複雑だ。
スティーブン・サットマイヤー氏ら同行ストラテジストは今週の顧客向けリポートで、S&P500種が「長短金利逆転後にピークを付けるまで時間がかかる可能性がある」と指摘。だが結局のところ「長短金利逆転後は、株式相場はいつ(ピークを付けて)終わってもおかしくない」と述べた。
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