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概要:資産家レイ・ダリオ氏率いるブリッジウォーター・アソシエーツの旗艦ファンドは、マクロ戦略のファンドが今年享受している成績好転の波に乗り遅れている。
資産家レイ・ダリオ氏率いるブリッジウォーター・アソシエーツの旗艦ファンドは、マクロ戦略のファンドが今年享受している成績好転の波に乗り遅れている。
マクロファンド「ピュア・アルファ」の成績は、年初から8月23日までのリターンがマイナス約6%と低調。事情に詳しい関係者によると、世界の金利に対して弱気のポジションを取っていたことで損失が膨らみ、リターンはMSCIワールド指数を13ポイント下回った。ピュア・アルファの高レバレッジバージョンである「ピュア・アルファ2」の同期間中のリターンは約マイナス9%だった。
他社のマクロファンドの多くは数年続いた低迷から抜け出し、回復しつつあるため、ピュア・アルファの不振は際立つ。ボラティリティーの上昇や政治的緊張の高まりがトレーディングの機会が生じ、マクロファンドは今年1-7月に平均でプラス4.7%のリターンを確保した。だが、債券利回りの上昇に賭けたファンドマネジャーは、利回りが前例のない水準に落ち込む中で痛手を負っている。
Bridgewater's Scorecard
The firm's Pure Alpha funds have slid, while other funds have gained
Source: Bloomberg reporting
Note: YTD return through Aug.23
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