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概要:経済産業省が30日発表した7月鉱工業生産指数速報は前月比1.3%上昇となり、2カ月ぶりに増加した。ロイターの事前予測調査では同0.3%上昇と予想されており、これを上回った。 もっとも指数の水準は102.7と4-6月期の平均103.0を下回った。前年同月と比べても、平日の数が1日多かったにもかかわらず0.7%の増加にとどまっており、経産省では基調判断は「一進一退」で据え置いた。先行きも「強くはない」とみている。 生産予測指数は8月が
[東京 30日 ロイター] - 経済産業省が30日発表した7月鉱工業生産指数速報は前月比1.3%上昇となり、2カ月ぶりに増加した。ロイターの事前予測調査では同0.3%上昇と予想されており、これを上回った。
もっとも指数の水準は102.7と4-6月期の平均103.0を下回った。前年同月と比べても、平日の数が1日多かったにもかかわらず0.7%の増加にとどまっており、経産省では基調判断は「一進一退」で据え置いた。先行きも「強くはない」とみている。
生産予測指数は8月が前月比1.3%上昇、9月が同1.6%低下となった。上振れ傾向を勘案した8月生産予測試算値は前月比0.7%低下となった。
7月の生産を業種別にみると、自動車工業、化学工業(無機・有機化学工業・医薬品除く)、パルプ・紙・紙加工品工業等が上昇に寄与した。一方、無機・有機化学工業や石油・石炭製品工業、電気・情報通信機械工業は低下した。
出荷は前月比2.6%上昇(2カ月ぶり上昇)。在庫は同0.3%低下(6カ月ぶり低下)した。
経産省は、今の調査では消費増税への駆け込み需要が「生産計画に反映されているように思えない」との見方を示した。米中や日韓の対立による影響も調査では聞かれないと説明した。
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