ドイツ製造業ＰＭＩ改定値、8月は43.5 8カ月連続の50割れ

［ベルリン ２日 ロイター］ - ＩＨＳマークイットが発表した８月のドイツ製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）改定値は４３．５と、８カ月連続で好不況の分かれ目となる５０を下回った。

[柏林第二路透社] -IHS Markit宣布8月德国制造业采购经理人指数（PMI）修正为43.5，连续第八个月出现繁荣不到50。

速報値は４３．６。７月は４３．２と、７年ぶりの低水準だった。

初步值为43.6，7月为43.2，为七年来的最低水平。

需要低迷を受けて生産と雇用を縮小する動きが出ている。

为应对需求低迷，生产和就业正在萎缩。

製造業の低迷が続く背景には、特に資本財と中間財の需要減少がある。販売不振に陥っている自動車産業からの受注も減っている。

在制造业持续低迷的背景下，特别是对资本品和中间产品的需求下降。来自汽车行业的订单一直在下滑，这些订单一直在缓慢下滑。

将来の生産に対する楽観度は過去最低水準に低下。製造業者の間には悲観的な見方が広がっており、雇用削減のペースは２０１２年７月以降で最高となった。

对未来生产的乐观情绪已降至历史新低。制造商之间存在悲观看法，裁员率自2012年7月以来一直是最高的。

ＩＨＳマークイットの主席エコノミスト、フィル・スミス氏は「ドイツの製造業は低迷が続いており、まだトンネルの向こうに明かりは見えない。人員を削減している製造業者の数は増え続けており、内需に悪影響を及ぼす可能性がある」と述べた。

IHS Markit首席经济学家菲尔史密斯说：“德国制造业继续低迷，隧道背后仍然没有光明。 ”该行业的制造商数量持续增长，可能对国内需求产生负面影响。

同氏は「製造業はリセッションに突入しているだけでなく、供給が需要を上回っているため、生産者価格にデフレ圧力がかかりつつある」とも指摘した。

他说，“制造业不仅处于衰退之中，而且供应高于需求，因此生产者价格面临通缩压力。”指出。

先週発表の８月の失業者数は増加。経済成長の柱が揺らいでいることが浮き彫りとなった。これまで成長の原動力だった輸出は、貿易摩擦、世界的な景気減速、英国の欧州連合（ＥＵ）離脱に対する懸念で打撃を受けており、ドイツは景気後退に突入する可能性がある。

上周公布的8月份失业人数增加。强调了经济增长的支柱正在发生震动的事实。出口是经济增长的驱动力，到目前为止，贸易摩擦，全球经济增长放缓，一直受到了欧盟（EU）撤回英国担心，德国很可能陷入衰退。