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概要:韓国統計局が発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年比横ばいで、前年比の伸びとしては過去最低となった。また、韓国銀行(中央銀行)が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)改定値は輸出の下方修正を受けて速報値から引き下げられた。 8月のCPIは、ロイター調査では前年比0.2%上昇が予想されていた。気象条件の改善により農産品価格が下落したほか、消費者の需要が引き続き軟調となり、中銀が早ければ来月にも追加利下げに踏み切る可能性が高まった。
[ソウル 3日 ロイター] - 韓国統計局が発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年比横ばいで、前年比の伸びとしては過去最低となった。また、韓国銀行(中央銀行)が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)改定値は輸出の下方修正を受けて速報値から引き下げられた。
8月のCPIは、ロイター調査では前年比0.2%上昇が予想されていた。気象条件の改善により農産品価格が下落したほか、消費者の需要が引き続き軟調となり、中銀が早ければ来月にも追加利下げに踏み切る可能性が高まった。
CPIは前月比では0.2%上昇。市場予想は0.5%上昇だった。
これとは別に、中銀が発表した第2・四半期のGDP改定値は季節調整済み前期比1.0%増と、速報値の1.1%増から下方改定された。米中貿易摩擦が長引く中、輸出の伸びが2.0%と、速報値の2.3%から引き下げられた。
GDPは前年比の伸び率も速報値の2.1%から2.0%に下方改定された。
軟調なCPIおよびGDP統計を受けてデフレリスクを巡る懸念が強まる可能性がある。
コリア・インベストメント・アンド・セキュリティーズのフィクストインカムストラテジスト、オー・チャンソブ氏は「デフレの状況にはまだ陥っていないが、景気の弱さを示すデータが増えるにしたがい、中期的にデフレについて考え始める必要がある」と話した。
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