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概要:欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、同中銀の戦略検証について自身が23日に正式発表するまでは、そのパラメーターなどについて公に発言することを控えるように、当局者らに書面で要請した。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、同中銀の戦略検証について自身が23日に正式発表するまでは、そのパラメーターなどについて公に発言することを控えるように、当局者らに書面で要請した。
ラガルド総裁
書簡は恐らく、2003年以来となるECBの戦略検証に関する議論が制御不能になるのを防ぎたいという総裁の意向を反映している。また、国際通貨基金(IMF)専務理事時代と同様に、政策委員会メンバーの発言について規律を維持する方針を示唆するものでもある。
ECBが戦略検証で何を検討するべきかについて、様々な見解がここ数週間に示されている。インフレ率伸び悩みの理由、物価安定目標変更の可能性のほか、気候変動やデジタル通貨など中銀の集中をそらす可能性があると一部で受け止められるような話題も挙がっている。
フランス中銀のビルロワドガロー総裁は先週、ECBのインフレ目標が上下対称であるべきだとの見解を示した。オランダ中銀のクノット総裁は、達成に柔軟性を持たせるため目標に幅を持たせることを繰り返し提唱している。
ブノワ・クーレ氏は昨年12月の理事退任前に、2%の目標を明確化しその周辺に許容範囲を設ける案を示し、シュナーベル新理事はインフレ目標は「当初、対称的なものでないと理解されていた」ようには思われないと発言した。
一方でドイツ連邦銀行のバイトマン総裁は「2%弱」としている現行のインフレ目標を変更する理由は見当たらないという考えだ。
ラガルド総裁は先月の記者会見で、1月中に戦略検証を開始する方針を明らかにし、あらゆる問題を検討すべきだとする考えを示していた。総裁はECBが気候変動への対策を講じるべきだとの見解を明確にしており、当局者の中には中銀が物価安定という主要責務から注意をそらすのを避けるべきだとの声もある。
ECBは22、23両日に政策委員会を開く。ラガルド総裁の意向通りになれば、総裁は政策決定後の記者会見で、戦略検証の開始を発表する見込みだ。
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