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概要:欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのコスタ・ポルトガル中銀総裁は23日、欧州債務危機の再来を防ぐため、使途を新型コロナウイルスの感染拡大抑制に特化した、ユーロ圏政府共同の「コロナ債」発行を提言した。 同総裁は、ECBの債券買い入れスキームや、財政規律および欧州委員会が提案している支援の柔軟性を補完するには、欧州全体による共通かつ幅広い取り組みが必要だと指摘。 「今回の危機打開に向けた協力が失敗すれば、欧州に癒えない傷を残す。
[リスボン 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのコスタ・ポルトガル中銀総裁は23日、欧州債務危機の再来を防ぐため、使途を新型コロナウイルスの感染拡大抑制に特化した、ユーロ圏政府共同の「コロナ債」発行を提言した。
同総裁は、ECBの債券買い入れスキームや、財政規律および欧州委員会が提案している支援の柔軟性を補完するには、欧州全体による共通かつ幅広い取り組みが必要だと指摘。
「今回の危機打開に向けた協力が失敗すれば、欧州に癒えない傷を残す。新型ウイルス感染拡大による緊急事態が2度目の欧州債務危機を引き起こさないよう、解決策が必要だ」とした。
ECB当局者の間では、新型ウイルス感染拡大抑制に向け、ユーロ圏政府に幅広く協調した対応を求める声が大きくなっている。
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