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概要:米労働省が12日発表した7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.6%上昇と、市場予想(0.3%上昇)を上回る伸びとなった。財やサービスの価格が上昇し、基調的なインフレ率の伸びは29年半ぶりの大きさとなった。 6月は前月比0.6%上昇していた。 7月の前年比は1.0%上昇。前月は0.6%上昇、市場予想は0.8%上昇だった。 変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比で0.6%上昇。伸びは
[ワシントン 12日 ロイター] - 米労働省が12日発表した7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.6%上昇と、市場予想(0.3%上昇)を上回る伸びとなった。財やサービスの価格が上昇し、基調的なインフレ率の伸びは29年半ぶりの大きさとなった。
6月は前月比0.6%上昇していた。
7月の前年比は1.0%上昇。前月は0.6%上昇、市場予想は0.8%上昇だった。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比で0.6%上昇。伸びは1991年1月以降で最大だった。6月は0.2%上昇していた。
コア指数の前年比は1.6%上昇。6月は1.2%上昇していた。
米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安としているコア個人消費支出(PCE)価格指数は6月に前年比0.9%上昇した。7月のコアPCE価格指数は今月発表される。
7月はガソリン価格が5.6%上昇。6月は12.3%上昇していた。食品価格は0.4%下落。食品価格が下落するのは2019年4月以降で初めて。6月は0.6%上昇だった。
家庭で消費される食品の価格は1.1%下落。ここ数カ月で上昇していた牛肉価格は8.2%下落した。乳製品、ノンアルコール飲料、穀物の価格も下落した。ただ、家庭以外で消費される食品の価格は0.5%上昇。フルサービスでの食事の価格は0.4%上昇した。
家賃は0.2%上昇。6月は0.1%上昇と13年7月以降で最小の伸びだった。
医療費は0.4%上昇。6月の伸びと一致した。通院費が0.7%上昇したほか、病院業務の価格が0.2%上昇した。処方薬の価格は0.2%下落した。
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