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概要:10日の欧州株は下落。欧州中央銀行(ECB)がここ最近のユーロ高に対して警戒感を抱いていないことが示唆され、ユーロが上昇し、その影響が懸念された。
10日の欧州株は下落。欧州中央銀行(ECB)がここ最近のユーロ高に対して警戒感を抱いていないことが示唆され、ユーロが上昇し、その影響が懸念された。
ストックス欧州600指数は0.6%安。鉱業や建設セクターを中心に売られた。ラガルドECB総裁が為替レートへの懸念を表明しなかったことから、ユーロは一時、対ドルで0.7%上昇して1ユーロ=1.1880ドルをつけた。ラガルド総裁は、ECBは特定の為替水準を目標にすることはしないと繰り返し強調した。
ユーロ高に加えて、欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大し、再び制限措置が導入されるとの見方もあることから、投資家は株式の利益を確定すべきか、投資を維持するかの間でジレンマに陥っている。
ベレンバーグのマルチアセット戦略・調査の責任者、ウルリッヒ・ウルバーン氏は、「投資家はまだ多くの手持ち資金がある」と指摘。「年内は前向きにみており、シクリカル銘柄を選好している。特に欧州の小型株に注目している」と述べた。
欧州債市場ではドイツ債が下落。ユーロ高について過剰反応する必要はないというのがECBの全体的な見方だったとの関係者の話が手掛かり。ラガルドECB総裁は、金融政策の緩和を押し進める必要性は示唆しなかったが、ユーロがインフレに及ぼす影響を注視すると述べた。
ドイツ債は10年債を中心に下落。米国債とドイツ債の5年債と30年債の利回り差は55ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大し、終値ベースで2015年4月以来の大幅となった。
イタリア債は変わらず。ドイツ債とのイールドスプレッドは4bp縮小して144bpと、ここ1週間での最小となった。
英国債も変わらず。利回り曲線はスティープ化した。欧州連合(EU)は英国に対し、EU離脱合意の一部を一方的に変更する計画を月末までに計画を取り下げるよう迫った。短期金融市場は次回のイングランド銀行(英中銀)による10bpの利下げを来年2月と織り込んでいる。前日は3月だった。
ドイツ10年債利回りは4bp上げてマイナス0.43%。フランス10年債利回りは3bp上げてマイナス0.14%。イタリア10年債利回りは1bp低下して1.01%。
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