ガンドラック氏が加州脱出を検討、税率低い州の不動産業者に連絡要請

米ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者（ＣＥＯ）はカリフォルニア州から転居する可能性がある。

ガンドラック氏はツイートで、「税率が低く、よく統治された」米国の州の不動産業者に対して連絡を求め、ロサンゼルスの拠点から離れることを検討中であることを明らかにした。

Elon Musk, Joe Rogan and Ben Shapiro, to name just a few, are leaving California to escape incompetent governance. The “response” from Sacramento？ Wealth and massive income tax increases on job creators (AKA “the wealthy”). Should I align with 3 smart guys, or Sacramento？ Hmmm.

— Jeffrey Gundlach (@TruthGundlach) September 26, 2020

資産家で投資家のガンドラック氏は26日遅くに西海岸から送った一連のツイートで、イーロン・マスク氏ら著名人が「機能不全の統治から逃れるため、カリフォルニア州から離れる」と指摘した。

新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）による経済的打撃を受けてより多くの財源を必要とする多くの州と同様、カリフォルニア州も富裕層住民への増税を検討中。同州議会民主党は所得が500万ドル（約５億2700万円）超の層に対する税率を１月１日にさかのぼって13.3％から16.8％に引き上げることを提案している。

ニュージャージー州議会は今月、所得が100万ドル超の層に対する税率を8.97％から10.75％に引き上げる案を可決した。イリノイ州では富裕層増税を求める法案が提出されている。一方、州の所得税を徴収しないフロリダなどの州には、ヘッジファンド運用者や富裕層が転居先として関心を高めている。

Realtors in low tax, well governed states should give me a call.

— Jeffrey Gundlach (@TruthGundlach) September 27, 2020