アップルの元デザイナーが手掛けた、小さなプレハブの家｢weeHouse｣

｢weeHouse｣

Alchemy

iPhone、ラップトップ、AirPods…… アップルはその考え抜かれたデザインと細部へのこだわりで知られている。

Alchemy Architectsがデザインしたカリフォルニア州のある家は、アップルのデザインが家に宿ったかのような雰囲気だ。

リンクトインのプロフィールによると、アップルで10年間、シニア・デザインディレクターを務めていたB・J・シーゲル（B.J. Siegel）氏は、2016年にAlchemy Architectsと共同で同社の｢weeHouse｣のカスタマイズ版を作った。

シーゲル氏が手掛けた家は、普通の極小住宅とはやや異なる。多くの極小住宅同様、モジュール式で離れた場所で組み立てられるものの、合計で1000平方フィート（約93平方メートル）近い広さの2つの建物で構成されている。その滑らかなミニマリストなデザインはアップルのプロダクトとも共通している。

シーゲル氏が手掛けた家を見てみよう。

この家は、2つの建物で構成されている。その広さはメインの建物が640平方フィート、ゲストハウスが330平方フィートだ。

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それぞれ側面が開いていて、コンクリートの上に建っている。ほぼ完成形で運ばれてきた。

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建物はそれぞれ2つのパーツに分けて運べるようにデザインされている。箱の部分とポーチの部分だ。

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2つの建物は、Alchemyがデザインしたスチールの階段と手すりでつながっている。

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メインの建物はオープンキッチン、リビング、就寝スペース、バスルーム付きのスタジオのようだ。

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ゲストハウスはメインの建物を小さくしたような作りで、専用のバスルームが付いている。

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作り付けのオークの衣装棚は、バスルームを隔てる壁としても機能している。

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インテリアには、木がふんだんに使われている。

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どちらの建物も側面が開いているため、ソノマの美しい景色が楽しめる。

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高さ9フィート（約2.7メートル）のスライドガラスを使っているため、外やポーチともスムーズにつながる。

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建物の壁にはどちらも耐風性のスチールが使われている。

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このプロジェクトのために、AlchemyはオリジナルのweeHouseのデザインにシーゲル氏からリクエストされたハイエンドな仕上げをプラスしている。

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このweeHouseはミネソタ州でデザインされ、オレゴン州で大半が組み立てられた。

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カリフォルニア州の現地に運ばれてきた時には、建物は90%完成していたとAlchemyは話している。

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オークの木に囲まれた丘の上に、景色を重視して設置された。

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2018年には、アメリカ建築家協会（American Institute of Architecture）のスモール・プロジェクト・アワードを受賞している。

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［原文：A former Apple designer created a custom $600,000 complex of small prefab homes in the Sonoma, California hills — see inside the unique 'weeHouse'］

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（翻訳、編集：山口佳美）