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概要:コンビニ大手3社の上半期決算が出揃った。セブンイレブンはやっぱり強かった。
セブンイレブンは、リアル小売り店舗が軒並み苦しむこのコロナ禍でも、何とか「踏みとどまった」と言えるのではないか。
撮影:今村拓馬
コンビニ大手3社の2020年度上半期決算が出揃った。
新型コロナウイルスの影響を受け各社とも苦しんだが、最大手のセブンイレブンは売上高、営業利益ともにダメージを最小限で切り抜けた、というのが大まかな結論だ。
国内のコンビニ事業だけにしぼって各社の業績を見てみよう(カッコ内は前期比)。
【チェーン全店売上高】
コンビニ大手3社のチェーン全店売上高の比較。
出典:各社決算補足資料より編集部作成
セブンイレブン 2兆4454億4400万円(3.4%減)
ファミリーマート 1兆3622億900万円(10.5%減)
ローソン 1兆918億9800万円(7.2%減)
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【営業利益】
コンビニ大手3社の営業利益(国内コンビニ事業のみ)の比較。
出典:各社決算補足資料より編集部作成
セブンイレブン 1182億5600万円(10.7%減)
ファミリーマート 225億3200万円(46.0%減)
ローソン 125億800万円(54.1%減)
【店舗あたりの平均販売日額】
コンビニ大手3社国内店舗の1日あたりの平均販売額(日販)の比較。
出典:各社決算補足資料より編集部作成
セブンイレブン 64万1000円(1万8000円減)
ファミリーマート 48万8000円(5万2000円減)
ローソン 48万5000円(5万8000円減)
【店舗数】
コンビニ大手3社の店舗数(国内店舗のみ)の比較。
出典:各社決算補足資料より編集部作成
セブンイレブン 2万980店舗(出店292・閉店267)
ファミリーマート 1万5709店舗(出店122・閉店99)
ローソン 1万4500店舗(出店236・閉店180)
セブン&アイ、海外コンビニ事業は営業黒字
セブンイレブンについては、海外コンビニ事業が企業全体(セブン&アイ・ホールディングス)の業績に大きなシェアを占めるため、別途見ておこう。
コロナ禍の厳しい状況で営業利益を前期比プラスに持ち込めたのは、「ガゾリンの収益性改善」(決算短信より)によるところが大きいようだ。
【チェーン全店売上高】1兆6451億3500万円(15.6%減)
【うちガソリン売上高】6956億4700万円(30.2%減)
【営業利益】527億400万円(4.4%増)
【1日あたりの平均販売額】53万6000円(1万2000円減)
【店舗数】9846店舗(出店226・閉店62)
イトーヨーカ堂の収益改善で営業利益「5倍増」
そのほか、各社のコンビニ事業以外で、注目される点に触れておきたい。
セブン&アイ・ホールディングスは、不調続きだったスーパーストア事業(総合スーパーの「イトーヨーカ堂」、食品スーパーの「ヨークベニマル」など)の営業利益が、177億7000万円(前期比154%増)と大幅に増えた。
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出典:セブン&アイ・ホールディングス2020年2月期第2四半期 決算短信
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とりわけ、事業や店舗の構造改革を進めて収益性を改善したイトーヨーカ堂は、営業利益が29億7900万円(前期比488.4%増!)。巣ごもり需要への対応に成功したヨークベニマルも営業利益109億6400万円(同75.3%増)と、小売り大手の底力を見せた。
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スマホ決済「ファミペイ」の現状
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出典:ファミリーマート2021年2月期第2四半期 決算説明会資料
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ファミリーマートは、2019年7月にサービス開始したスマホ決済アプリ「ファミペイ」について、ダウンロード数が約600万に達し、店舗でのキャッシュレス決済比率が約30%と前年比で4割増えた超えたことを明らかにした。
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