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概要:完全無人走行は、当初、既存の顧客に対してオプションとして提供される。
ウェイモは完全無人車両での自動運転配車サービスをアリゾナ州フェニックスで開始した。
Waymo
ウェイモは、完全無人車両での自動運転配車サービスを、アリゾナ州フェニックスで一般向けに開始した。
完全無人のサービスは、フェニックス周辺の約130平方キロメートル圏内で運用され、これまで利用してきた既存顧客が対象となる。
新型コロナのパンデミックの影響で停止していた「安全のためのドライバー」付きの配車サービスも再開する予定だ。
グーグル(Google)の自動運転車両プロジェクトとして始まり、現在はアルファベット(Alphabet)の子会社のウェイモ(Waymo)は10月8日、完全無人車両での自動運転配車サービスをアリゾナ州フェニックスで開始すると発表した。これは、車を制御から人間を取り除くという同社の10年にわたる取り組みの中でも画期的な出来事だ。
つまり、今現在、ウェイモの配車サービスでは、緊急時に備えた「安全のためのドライバー」がいない完全無人の車両を利用することができるということだ。ウェイモのジョン・クラフシック(John Krafcik)CEOは記者会見で、完全無人車両の運用は当初フェニックス周辺約130平方キロメートル限定だが、段階的に拡大していくという。
「近い将来、我々のすべての車両は完全な自動運転になる」とウェイモは声明を発表した。
「このサービスの人気が高まると期待している。そして需要に応えるべく利用可能な車両数を用意するまで、利用者には待っていてほしい」
今のところ、このサービスを利用できるのは、すでにウェイモ・ワン(Waymo One)のユーザーになっている人だ。しかし同社は「今後数週間のうちにアプリを通してより多くの人がサービスを利用できるようにする」と述べている。
自動運転による配車サービスのウェイモ・ワンは、2018年にクライスラー・パシフィカのハイブリッドミニバンを使って、フェニックスで始まった(そのころは安全のためのドライバーも同乗していた)。ウェイモ(2016年に法人化してアルファベットの子会社になった)は、2019年末から少数のユーザーに限定した完全無人車両の試験運用を行っている。
パンデミックでサービスを一時停止
ウェイモ・ワンのアプリは、AppleのiOSとAndroidのユーザー向けに提供されている。
Waymo
ウェイモは、コロナウイルスのパンデミックが発生したときに、サービスの一部を停止したが、完全無人運転のサービスはそのまま継続していた。同社は現在、安全のためのドライバーが同乗する配車を再開したいと考えている。
「2020年内には前列と後列シートの間に仕切りを設置して車内の安全性を確保し、オペレーターを同乗させたサービスを再開する予定だ。そうすることで運用能力が増し、より広いエリアにサービスを提供できるようになる」
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完全無人運転サービスは、誕生まもない配車サービス業界にとって困難な目標だ。だが、ウェイモやGMクルーズなどの企業は、地域を限定してさまざま技術をテストし、パイロットプログラムを実行して、運転席から人間を外すことに取り組んできた。
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ウェイモによると、2020年では同社の車両の5%から10%が完全無人運転で、NDA(秘密保持契約)に同意した少数のユーザーだけがそのサービスを利用できるという。
価格競争
ウェイモでは、クライスラー・パシフィカのハイブリッドミニバンを利用してきた。
Waymo
ウェイモは、アップル(Apple)やAndroidのスマートフォンアプリから利用料金を請求している。同社の広報担当者によると、料金は乗車時間と距離に基づき計算され、ユーザーは「他のサービスと比較してリーズナブルで競争力のある価格だ」と話しているという。
このことは、以前のBusiness Insiderの取材によっても裏付けられており、ある初期ユーザーは、ウェイモの基本料金は5ドルだと証言していて、料金が急騰する「繁忙期」でもウーバー(Uber)よりも安かったと述べている。
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価格設定は、自動運転業界においてはとても興味深いテーマだ。企業は運転手をなくすために何十億ドルもの資金をつぎ込み、安全性とより長い稼働時間を確保して、従来のタクシー事業の大きなコスト要因だった人件費を大幅に削減しようとしている。「ロボタクシー」は24時間休みなく稼働できるので、ウェイモなどの企業は、計算上は料金を低く設定してもかなりの利益を得られるだろう。
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[原文:Waymo is finally going fully driverless with its ride-hail service in Phoenix]
(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)
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