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概要:「今回の不景気で、女性の雇用はかつてない打撃を受けた」
Simon Ritzmann/Getty Images
アメリカでは9月だけで既婚女性100万人が職を失った。一方、独身男性、独身女性の雇用は増えた。
既婚女性が職を失った背景には、夏休みが終わり、学校が再開する中で子どもの面倒を見る難しさがあるのではないかと、経済学者は指摘する。
ボストン・コンサルティング・グループやノースウェスタン大学の研究によると、家事負担の大半は女性が背負っている。
どこかの時点で女性が“仕事”と“家庭”のどちらかを選ぶよう迫られることが、既婚女性の雇用の減少につながっているようだ。
仕事を持つ親にとって、夏休みが終わり、学校が再開する時期は何かと大変なことが多い。だが、今年は特に…… そしてあるグループにとっては特に大変だ。
米労働統計局の最新データによると、アメリカでは9月、既婚女性100万人が職を失った。既婚男性では80万人弱が職を失い、独身男性と独身女性の雇用はやや回復した。
「9月の労働市場を去った女性の数は、全体の雇用の増加数よりも多い」とアメリカ進歩センター(CAP)のエコノミスト、Michael Madowitz氏は書いている。
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「今回の不景気で、女性の雇用はかつてない打撃を受けた。エコノミストたちは母親世代が失われることを恐れている」
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ミシガン大学の経済学教授ベッツィ・スティーブンソン(Betsey Stevenson)氏も6月、「同一世代の女性全てが痛手を受ける可能性がある」とニューヨーク・タイムズに語っている。
配偶者の有無で見た男女別の雇用の変化。青色が既婚男性、緑色が既婚女性、黄色が独身女性、紫色が独身男性。
上のチャートは、既婚者の雇用が9月の学校が再開する時期に減少したことを示している。その減少分は、7月と8月の既婚者の雇用の増加分を「無にした」とMadowitz氏は10月6日にツイートしている。
「これはまさに、学校の再開と関係しているようだ」
アメリカ各地の学校がリモート学習に苦戦していて、子を持つ親たちの“やることリスト”には“教師”の役割が追加されている。
“家庭”と“仕事”のどちらかを選ばざるを得なくなることも
新学期の始まりは、以前からあった不公平を顕在化させ、悪化させている。ハーバード大学の経済学者クラウディア・ゴルディン(Claudia Goldin)氏は、女性たちが直面している不公平は「強化されている」とニューヨーク・タイムズに語った。
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ボストン・コンサルティング・グループの研究では、子を持つ親は1週間あたり27時間を家事、育児、教育に費やしている。そして、その大半を担っているのは女性だ —— 女性は1週間あたり、男性よりも15時間多く家事労働を負担している。
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ノースウェスタン大学の研究でも、2人親世帯ですら仕事をしている母親が育児の70%を担っていることが分かっている。
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アメリカ人女性の半数以上は、子を持つ母親だ。そして、母親の半数以上はアメリカの労働力の一部だ。こうした女性たちは、子どもを育てるために労働力から離脱するリスクが高く、最近の雇用の減少もそれを証明していると、経済学者たちは言う。ボストン・コンサルティング・グループの研究では、回答者の50%が、役割が増えたせいで職場でのパフォーマンスが低下したと感じていることが分かった。
これらすべてのデータは、アメリカの子を持つ親たち —— 特に母親たち —— が不可能な選択を迫られていることを示している。そして、直近のデータが何らかの兆候だとすれば、このジレンマは固定化する一方だろう。
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[原文:1 million married women lost their jobs last month due to back-to-school season — and economists fear it could lead to 'a lost generation of mothers']
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(翻訳、編集:山口佳美)
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