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概要:米国の大統領になる前、ドナルド・トランプ氏は自身の財団から1万ドル(現在の為替レートで約105万円)を投じて、オークションで自分自身の肖像画を購入したことがある。高さ6フィート(約183センチメートル)の油絵だった。
米国の大統領になる前、ドナルド・トランプ氏は自身の財団から1万ドル(現在の為替レートで約105万円)を投じて、オークションで自分自身の肖像画を購入したことがある。高さ6フィート(約183センチメートル)の油絵だった。
米大統領選を2週間後に控え、ロンドンで20日開かれる20世紀アートとコンテンポラリーアートのオークションに、トランプ氏を描いたもっと大きな絵が出品される。
高さ7フィート、幅6フィートほどの「エスカレーターで降りるトランプ氏」は、ニューヨークのアーティスト、ダナ・シュッツ氏の作品だ。38万-58万ポンド(約5180万-7900万円)の値が付くと推計され、目玉作品の1つ。
「エスカレーターで降りるトランプ氏」
オークションを開催するフィリップスのロバート・マンレー副会長はシュッツ氏(44)について、「彼女の世代で最も重要な画家の1人で、挑発的あるいは論争の的となる主題を決して避けることはない」と話す。
この絵のテーマは2015年に大統領選に挑むと表明した際のトランプ氏。ニューヨークのトランプタワーのエスカレーターで降りてくる様子はよく知られている。
シュッツ氏はこの作品をニューヨークのギャラリー、ペッツェルでの17年1月の資金集めイベントのために制作。同ギャラリーによれば、この絵が同年、匿名のコレクターによって購入された時の値段は20万ドルだった。
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