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概要:25日に英EU、最低限のFTAを合意したため、英ポンドは一時上昇しましたが、ファンダメンタルズの面からみると、英経済の回復はまだ見えないため、2021年のポンドは下落と予想されます。
FTA合意した当日のポンド1.3466まで下落しました。その背景は、英国の経済見通しは悲観的です。
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新型コロナウイルスの変異種によって感染が急拡大しまして、飲食店の営業が禁止されていたが、新たに不要不急の外出が禁じられ、生活必需品を扱う店舗以外の商店なども閉鎖となり、経営難に落ちている法人は昨年今現在より24%上昇しています。
キャピタル・エコノミクスのルース・グレゴリー(Ruth Gregory)氏は「2020年第3・四半期のGDPは16.0%増でしたが、2019年同期と比べると、8.6%減になっています。封鎖措置が延長すると、景気回復が腰折れ、底抜けのリスクがある」と述べた。
新型コロナの感染が再び拡大し、景気の下振れ懸念が強まっているため、量的緩和を拡大し、景気を下支えします。イギリスの中央銀行、イングランド銀行は5日、資金を供給する量的緩和策の買い入れ枠を1,500億ポンド増やし、総額で8,950億ポンドとすることを決定しました。政策金利は、過去最低の0.1%を維持しました。
さらに、EU離脱によって、英国と欧州連盟いずれもサービス業には打撃になり、フィンランドコマース銀行のアナリストは「2021年の英国のGDP増加率の予想は5.1%から3.9%に下げ、来年の半ばには、英ポンド/ドルの相場は1.23まで下落可能性があります。
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