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ＯＰＥＣプラス、過半数は２月の生産引き上げに反対－ロシアは支持
概要：石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）と非ＯＰＥＣ主要産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」では、サウジアラビアを含む過半数の参加国が２月の生産引き上げに反対だが、ロシアはＯＰＥＣプラスの合意で許容される最大限の引き上げを提案している。複数の参加国代表が明らかにした。
石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）と非ＯＰＥＣ主要産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」では、サウジアラビアを含む過半数の参加国が２月の生産引き上げに反対だが、ロシアはＯＰＥＣプラスの合意で許容される最大限の引き上げを提案している。複数の参加国代表が明らかにした。
ＯＰＥＣプラスの２大産油国による意見の食い違いは、参加国間の微妙なすり合わせが再び必要になる可能性を示唆する。ＯＰＥＣプラスは弱い市場環境で過剰な供給を避けようとすると同時に、原油輸出を増やしたい多くの参加国の希望をかなえようと努めている。
サウジのアブドルアジズ・エネルギー相は石油市場へのリスクを強調し、供給抑制を一貫して唱えている。４日に開かれたＯＰＥＣプラスのビデオ会議の冒頭で、ワクチン接種の開始で原油価格が上昇してはいるものの、新型コロナウイルスの新たな変異種が経済的なリスクを高めたと指摘した。
ロシアのノバク副首相は市場の「健全性が改善した」が、「先行きには不透明性がある」と警告し、自身の立場について公にシグナルを発していない。だが複数の代表によると、１月と同様に２月も生産を日量50万バレル引き上げるべきだとの主張を非公開の同会合で繰り返している。
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