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概要:米ゼネラル・エレクトリック(GE)は航空機リース事業を競合他社であるアイルランドのエアキャップ・ホールディングスに売却することで合意した。業界大手2社が合併することで、新型コロナウイルスの感染拡大で既に大打撃を受けている航空市場が再編されることになる。
米ゼネラル・エレクトリック(GE)は航空機リース事業を競合他社であるアイルランドのエアキャップ・ホールディングスに売却することで合意した。業界大手2社が合併することで、新型コロナウイルスの感染拡大で既に大打撃を受けている航空市場が再編されることになる。
両社の10日発表によると、GEは現金240億ドル(約3兆2500億円)とエアキャップ株1億1150万株を受け取る。これは合併後に誕生する会社の株式46%に相当する。今回の売却ではGEの航空機リース事業は300億ドル超と評価されている。GEは売却手続きが完了した際にエアキャップから追加で現金もしくは社債で10億ドルを受け取る。
コロナ禍で航空業界は大きな痛手を被っており、世界の航空会社はジェット機の注文をキャンセルしたり、納入延期やリース代の支払い遅延などを余儀なくされた。
GEキャピタル・アビエーション・サービス(GECAS)部門を手放すことに伴い、かつて強力だった金融部門GEキャピタルは終わりを示唆している。GEのラリー・カルプ最高経営責任者(CEO)は売却について、同社にとって「リスクの軽減になる」と述べた。
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