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概要:ソフトバンクグループが出資する東南アジアの配車サービス大手グラブ・ホールディングスは、米投資会社アルティメーター・キャピタルの特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じた上場を協議しており、交渉が進んだ段階にある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。この取引でグラブの企業価値は約400億ドル(約4兆3630億円)と評価される可能性がある。
ソフトバンクグループが出資する東南アジアの配車サービス大手グラブ・ホールディングスは、米投資会社アルティメーター・キャピタルの特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じた上場を協議しており、交渉が進んだ段階にある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。この取引でグラブの企業価値は約400億ドル(約4兆3630億円)と評価される可能性がある。
部外秘の協議内容だとして匿名を条件に語った関係者によると、このSPAC「アルティメーター・グロース・コープ」との取引が成立すれば、25億-30億ドル規模のPIPE(上場企業の私募増資)が含まれる可能性がある。この増資の引き受け候補となる投資家との正式な交渉は、来週にも始まる公算だという。
グラブとアルティメーター側は4月にも取引成立を発表する可能性があると、関係者の1人は述べた。この協議ではエバコア、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーがアドバイザーを務めており、今後さらにアドバイザーの銀行は増えることもあり得ると、複数の関係者が語った。
ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は11日、グラブがアルティメーターのSPACの一つと交渉に入っていると報じた。協議は進行中で、詳細は変わる可能性もあると関係者は述べた。グラブの担当者はコメントを控え、アルティメーター・グロースとエバコアの担当者からは今のところ応答はない。
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