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概要:週100時間に及ぶ勤務の常態化。心身の健康低下。ごく短期間で離職する可能性は高まっている-。
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週100時間に及ぶ勤務の常態化。心身の健康低下。ごく短期間で離職する可能性は高まっている-。
ゴールドマン・サックス・グループの労働条件に関するリポートで、同行投資銀行部門の新人アナリスト13人はこうした不満を並べた。リポートはソーシャルメディアをにぎわせている。この新人アナリストらは自らを対象に調査をまとめ、結果は上司とも共有した。ゴールドマンのある幹部によると、同行では仕事量を対処可能な水準に維持しようと一部業務の断念など新たな措置を講じているさなかでもあり、今回表明された不満は深刻に受け止められた。
ウォール街は長らく、長時間労働にも耐えられる人向けの業界となっており、新型コロナウイルスの流行下ではますますそれが当てはまる。だが、食事やシャワーの時間も取れないとの不満は、人材を引き付け維持しようとして業界幹部が提示してきた「人に優しいウォール街」の姿とは相反する。
ゴールドマンの広報担当を務めるニコル・シャープ氏は、「事業が好調で作業量が記録的な水準に上っているため、社員が極めて多忙なのは認識している」と発言。「新型コロナ流行から1年たち、当然ながらかなりの無理がかかっている。このため懸念には耳を傾け、複数の対応措置をとっている」と説明した。
新人アナリストらは解決策の提言もしている。勤務時間の上限を週80時間とし、顧客との会議向けプレゼンテーションに土壇場で変更を加えることを控える、などだ。ウォール街の「これ直しといて。よろしく」文化に批判の目を向けた。
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