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概要:欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。
欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。
◎米国市況:S&P500など最高値、景気期待強まる-利回り低下
15日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均、ナスダック100指数が最高値を更新した。米小売売上高と新規失業保険申請件数がともに米経済の回復加速を示唆した。米国債は値上がりし、10年債利回りが2月以来の大幅低下となった。
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S&P500種の業種別では、不動産やヘルスケア、テクノロジーが特に値上がりした。一方で銀行株は下落。シティグループとバンク・オブ・アメリカが発表した1-3月決算はトレーディング収入が市場予想を上回ったが、国債利回りの低下が銀行株の重しとなった。
S&P500種は前日比1.1%高の4170.42。ダウ工業株30種平均は305.10ドル(0.9%)高の34035.99ドル。ナスダック総合指数は1.3%上昇。
資産運用会社ラーナー・グループのマネジングディレクターでパートナーのバネッサ・マルチネス氏は、「新型コロナ禍による約1年のロックダウンの後、消費者は外出して支出する準備ができている」と指摘。「累積需要は相当なものだ」と語った。
米経済指標が力強い内容になったものの、米国債相場は上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.58%。プリンシパルのチーフストラテジスト、シーマ・シャー氏は、相場が「非常に力強いマクロ経済指標と反対の方向に動いていることは間違いない」と指摘。「単純に最近数カ月の利回り上昇が急激過ぎ、多くの予想よりも速かったことが原因かもしれない」と述べた。
外国為替市場ではドル指数が続落。米経済指標の好調で投資家のリスク選好が強まった。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。ドルは対円で0.2%安の1ドル=108円76銭。ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.1967ドル。
ニューヨーク原油先物相場は、小幅ながら4日続伸。米国で景気回復加速の兆候が増えたことが手掛かり。先週の新規失業保険申請件数は新型コロナウイルス感染がパンデミック(世界的大流行)となって以降で最少。また3月の米小売売上高は10カ月ぶりの大幅増となった。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は31セント(0.5%)高の1バレル=63.46ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は36セント上昇し66.94ドル。
金相場は反発し、2月下旬以来の高値を付けた。ドル下落と米国債利回りの低下を手掛かりに金に買いが入った。
金スポット価格は一時1.9%高の1オンス=1769.67ドルと、2月26日以来の高値を付けた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、1.8%上昇し1766.80ドルで終了。
原題:Stocks Close at Record Highs; Bond Yields Tumble: Markets Wrap(抜粋)
Treasury Yields Dive to One-Month Low, Defying Strong U.S. Data(抜粋)
Dollar Weakens as Yields Extend Slide; Stocks Rally: Inside G-10(抜粋)
Oil Edges Higher With U.S. Outlook Sustaining Price Breakout(抜粋)
Gold Rises With Soft Dollar, Declining Yields After U.S. Data(抜粋)
◎欧州市況:株は再び最高値更新、決算で楽観-国債は軒並み上昇
15日の欧州株はストックス欧州600指数が上昇、再び最高値を更新した。欧州の新型コロナウイルスワクチン接種は思うように進まず、アジアでは感染者数が増加しているが、力強い企業決算を背景に投資家の間で楽観が広がった。
ストックス600は0.5%高。英製薬グラクソ・スミスクラインは4.6%上昇し、ヘルスケア関連株の上げをけん引した。アクティビスト(物言う投資家)としての活動で知られるヘッジファンド運用会社エリオット・マネジメントがグラクソ株を大量に取得したと報じられたことが買い材料となった。
英FTSE250指数も最高値に上昇。世界最大のビール会社、アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブは3.8%高。英銀バークレイズが同社の投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に引き上げたことが好感された。
ケンペン・キャピタル・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ヨースト・ファン・レーンデルス氏は「ワクチン接種を巡って欧州では遅れや複数の問題があるが、投資家はこの事態について、遅れであって脱線ではないと受け止めようとしている」と述べた。
欧州債市場ではドイツ債が上昇、利回りは4月1日以来の大幅な低下となった。イタリア債利回りは3月11日以降で最も下げた。同国債で150億ユーロ超の償還があったほか、政府の追加借り入れ計画が材料視された。
英国債の利回り曲線はブルフラット化。10年債利回りは約1年ぶりの大幅な低下を記録した。
主要国債の利回り |
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ドイツ10年債利回りは4bp低下のマイナス0.29% |
イタリア10年債利回りは7bp低下の0.73% |
フランス10年債利回りは4bp低下のマイナス0.04% |
英10年債利回りは7bp低下して0.74% |
ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)
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