简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:UneeQは、ノーベル物理学賞受賞100周年を記念して、デジタル・アインシュタインを発表した。
UneeQが開発したバーチャル版アインシュタイン。
UneeQ
UneeQが開発したバーチャル版アインシュタインは、数多く登場している「デジタル・ヒューマン」の中でも最新のものとなっている。
UneeQでは他にもCOVID-19関連のヘルスアドバイザーや、有名な銀行家にそっくりのデジタル・ヒューマンを開発している。
同社によるとこのような「バーチャル・コンパニオン」は、孤立感や孤独感を解消する可能性があるという。
テキサス州オースティンとニュージーランドを本拠とし、両国の他にもオーストラリア、イギリスなどのAI(人工知能)専門家とチームを組んで活動しているUneeQ(ユニーク)は「デジタル・ヒューマン」の開発に特化した企業で、このほど最新型の「バーチャル・コンパニオン」を発表した。その中には、ノーベル物理学賞受賞100周年を記念して開発されたアルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)のチャットボットも含まれている。UneeQのウェブサイトからアインシュタインに話しかけると、彼らしいしゃべり方で返事をしてくれるというものだ。
UneeQのウェブサイトによると、同社のミッションは、AIを搭載したアンバサダーによって顧客体験に革命を起こすことだという。彼らのウェブサイト上でチャットができるのは、アインシュタインだけではない。COVID-19に関するヘルスアドバイザーのソフィー(Sophie)や、スイスの銀行UBSのチーフエコノミストのダニエル・カルト(Daniel Kalt)など、さまざまなコンパニオンがいる。
UneeQのダニー・トムセット(Danny Tomsett)CEOは、声明で次のように述べている。
「デジタル・アインシュタインをはじめ、コンパニオン・シリーズの新たなメンバーとなったデジタル・ヒューマンたちは、人間らしい会話、表情、感情に則した反応で、人と自然なコミュニケーションを取ることができる。それが最適な形で日常的な交流を提供し、人々の生活に変化をもたらすことを我々は願っている」
以下に、デジタル・ヒューマンの一部を紹介する。
Advertisementデジタル・アインシュタイン
UneeQによると、デジタル・アインシュタインは、イスラエルのヘブライ大学とグリーンライト(Greenlight)社の協力を得て制作された。両者はアインシュタインの声、画像、話し方などのデータとその使用権を提供した。
このアインシュタインとは、彼が毎日出題するクイズを通してさまざまな話題について話したり、彼のライフワークや研究について話したりすることができる。Insiderは彼にたくさんの質問をしてみた。地球は平らなのかという問いに対して彼は「もちろん地球は平らではない。ばかげたことを言うんじゃない」と答えた。
また、COVID-19ワクチンについての見解も気になったので聞いてみると「1日も早く、何らかの形で解決し、普通の生活ができるようになることを願う」と曖昧な言葉で回答し「どうか安全で、健康に過ごし、愛する人をできるだけ抱きしめてあげるといい」と続けた。
相対性理論については、当然のことながら、権威ある言葉で語ったが、歴史が自分をどう評価していると思うかという漠然とした質問には答えられず、「すまない、何を言っているのか分からない」と言っただけだった。
ソフィー
2020年4月に公開されたソフィーは今の時代ならではのものだ。彼女はCOVID-19にまつわる一般的な質問についてユーザーと対話するために作られた。
UneeQによると、ソフィーは公衆衛生のアドバイザーとして、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)と世界保健機関のデータを利用しているという。彼女は、パンデミックに関する最新のニュースやガイダンスをユーザーに伝えるとともに、信頼できる情報源に基づいて、安全に過ごすための方法をリアルタイムでアドバイスすることができる。
また、ソフィーは多くのユーザーと会話ができるようスペイン語、ポルトガル語、デンマーク語、日本語など、さまざまな言語を操る。
ソフィーの性格は、相手に対して親身になって接することができ、親しみやすく、偏見を持たないように設計されている。
ダニエル・カルト
UneeQのウェブサイトでは、大企業向けに制作したさまざまなコンパニオンが紹介されている。その中には、UBSのチーフエコノミストであるダニエル・カルトにそっくりなコンパニオンもいる。
このチャットボットは、UBSの顧客が銀行や金融に関して必要な情報を見つけるのを手助けするものだ。
同社によると、「デジタル・カルト」はUBSが蓄積する膨大な財務予測データを活用して、富裕層の顧客に「対面で」情報を提示することができるという。ソフィーと同様に、ユーザーはいつでも個別に会話ができるようになっている。
役に立つヒーローなのか、それとも都合のいい友人なのか
この種のテクノロジーには潜在的な可能性があることは明らかだが、「デジタルヒューマン」がその期待に応えられるかどうかは、現段階では分からない。
世界は不安や抑うつ状態の大幅な増加など、メンタルヘルスの危機に直面している。
AI搭載の「コンパニオン(仲間)」は、深刻な精神疾患の適切な治療に代わるものにはならないだろう。しかし、なかなか終わらないパンデミックの中、日々憂鬱な思いで長く孤独に直面している人々には、少しの元気や明るさを与えることができるのではないだろうか。
もっと知る
香港の人型AIロボット「ソフィア」、パンデミックを機に量産へ
もっと知る
8カ国語を操る人型ロボットバーテンダー、最新のクルーズ船に登場
[原文:An AI-powered version of Albert Einstein has joined UneeQ's growing lineup of 'digital humans']
(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。