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概要:全米不動産業者協会(NAR)が発表した4月の中古住宅販売件数は予想外に3カ月連続の減少となった。物件不足で価格が過去最大の伸びとなり、購入を抑制した。
インサイト
在庫物件が限られていることを反映する提示価格の高さは、値ごろ感の低下や販売抑制につながっている。ただ、中古住宅販売は歴史的な低金利に支えられ、新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)となる前の水準を引き続き大きく上回っている
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏:
販売減は「売りに出されている物件が不足しているためだ」
「販売は小幅に減少したものの、市場は活況だと言える」
4月販売戸数のうち半分は販売価格が提示価格を上回り、88%は1カ月未満で売れた
詳細
中古住宅在庫は116万戸-前年同月比で20.5%減
販売に対する在庫比率は2.4カ月
販売に要する日数は平均17日と過去最短
一戸建ての販売は前月比3.2%減の年率513万戸
販売は全4地域のうち、中西部(0.8%増)以外の3地域で減少-減少率は北東部3.9%、南部3.7%、西部3.1%
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