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概要:世界各国の中央銀行が緊急時の金融政策からわずかずつ離れ始めている。ニュージーランドとカナダに続き、韓国も利上げの可能性を示唆した。
世界各国の中央銀行が緊急時の金融政策からわずかずつ離れ始めている。ニュージーランドとカナダに続き、韓国も利上げの可能性を示唆した。
新型コロナウイルスワクチンの接種加速や経済再開に伴い、市場参加者は他の国・地域についても利上げ観測や資産購入のペース減速見通しを徐々に強めつつある。
韓国銀行(中央銀行)は27日、金融政策の転換を示唆。李柱烈総裁は景気回復に合わせてどこかの時点で、過去最低の政策金利からの「秩序ある」脱却に向かうため準備を進めていると説明した。
金融市場が織り込む米金融当局の利上げ再開時期は今年2月前半以降、約1年前倒しされている。英国の政策見通しも2022年中の利下げから、利上げへと変わった。欧州中央銀行(ECB)による追加利下げ観測は投資家の間ではほぼなくなった。代わりに政策金利は23年末までに10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の引き上げが見込まれている。
Taking the Lead
RBNZ's cash rate outlook was much more aggressive than the markets
Source: Bloomberg, Reserve Bank of New Zealand
主要な中銀は今も資産購入やその他の緩和策を続けており、通常はこれらの措置が最初に巻き戻されるため、大抵の利上げはまだ先の話しだ。ただ資産購入のテーパリング議論は活発だ。
米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は25日、ヤフー・ファイナンスのインタビューで、「恐らく、今後数回の会合で資産購入ペースの縮小について議論を開始できる状況になるだろう」と発言した。
ECBや国際通貨基金(IMF)での勤務経験があるナティクシスのアジア太平洋担当チーフエコノミスト、アリシア・ガルシアエレロ氏(香港在勤)は「金融政策の転換が始まりつつある」と指摘する。
ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は26日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)が来年下期に上昇に転じる可能性があるとの見通しを明らかにした。
ただし、こうした中銀の政策転換はまだ条件付きの段階だ。
NZ中銀のオア総裁は見通しはワクチン接種が進み、コロナ禍が収束していることが前提だと説明。李総裁も、まだ続くコロナ禍を理由に韓国中銀は政策金利を過去最低で据え置くことを全会一致で決めたと述べた。
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