「問題児」のドージコインは利益より、「害が大きい」と

財務アドバイザーのリック‧エデルマン（Ric Edelman）氏は、Dogecoin（ドージコイン、ドージ）の議論の中で、ミームトークンを “暗号通貨の問題児 ”と呼んでいます。ドージコインに対する主な論点は、トークンの供給量に上限がなく、明確なユースケースがないというファンダメンタルズの不都合にあります。

エデルマン氏は、Yahoo Financeの取材に対し、デジタルアセットとブロックチェーン技術は、インターネットそのもの以来、最もインパクトのある商業的革新であると述べています。世界の商取引に与える影響は非常に大きいと述べています。しかし、経験豊富で金融知識の豊富なファイナンシャル‧アドバイザーほど、暗号通貨を理解するのが難しいという矛盾した現象があります。

エデルマン氏は、RIAデジタル資産協議会での自分の役割の一つは、デジタル資産について金融専門家を教育することで、この分野を推進することだと述べています。

エデルマン氏は、分散化の考え方を支持しています。暗号はレガシー投資との相関性がほとんどないため、分散したポートフォリオの一部として保有するのが有利だと考えています。

しかし、分散投資を暗号資産に適用する場合、さまざまな暗号通貨を保有する場合には、一線を引いています。

ドージコインへの分散投資について、エデルマン氏は、「“D-O-G-E ”は、暗号通貨の問題児です。冗談で考案されたもので、真剣なものではなく、正当なユースケースがないからです。金融市場で信頼性と正当性を高めようとしている暗号コミュニティにとって良い影響を与えるものではない、DOGEを詐欺だと思う」とドージコイン、Doggycoinには強く反対しています。

エデルマン氏はEdelman Financial Enginesの創設者であり、The Ric EdelmanShowと呼ばれる毎週の個人金融トークラジオ番組及び「お金の真実」テレビ番組のホストでもあります。

日本時間 6月17日 10時15分 １DOGE＝0.31USD (34JPY）