テスラのマスク氏、半導体と船舶不足の二重苦が成長の最大の脅威

米電気自動車（ＥＶ）メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は７日、同社が50％を超える売上高の伸びを維持する上で、唯一の障害は世界的な半導体不足と船舶不足のダブルパンチだとの見解を示した。

マスク氏はテキサス州オースティンで開催された年次株主総会で、「素晴らしい１年だった。納車台数が過去最高を記録した」と指摘。「それを維持する可能性は十分ありそうだ。基本的に、半導体を入手できればやれるだろう。半導体不足が近く解消されれば、少なくとも50％を上回る伸びをかなりの期間にわたって維持できると確信している」と述べた。

マスク氏、テスラは本社をテキサス州オースティンに移転へ

さらに、テスラは「多くの」サプライチェーンの課題に取り組んでいるとした上で、「７－９月（第３四半期）に当社が抱えていた最大の課題の１つは、十分な数の船舶を確保できるかということだった。船舶が著しく不足していた」と説明した。

Today, $TSLA announced that in the third quarter it sold 241,300 vehicles globally, up 73% year over year (YoY) and 20% quarter over quarter (QOQ). Meanwhile, $GM blamed the ~33% YoY decline in its US sales on chip shortages. What？ #EVs require 3-5x more chips per car produced!

— Cathie Wood (@CathieDWood) October 2, 2021

マスク氏はサプライチェーンにおける「著しいコスト圧力」で、少なくとも一時的に自動車価格を引き上げることを余儀なくされたことにも言及。