WikiFX：相場分析レポート【11月24日】

通貨ペア：USD/JPY

おはようございます。一気に気温が下がり冬の始まりを感じているね。それでは昨日（2021年11月23日）までの動きを振り返ってみましょう。

11月２２、２３日の動きとファンダメンタルズ

22日はパウエルFRB議長の再任決定で米国株、米10年債利回り、ドル円は大きく上昇。再び115円近辺まで上値を広げる。115円には「ストップロスの買い」と「大きめの30日NYオプションカット」ある。

23日は東京外為市場が休場。前日の流れから上値を拡大し、115円を突き抜けると、ストップロスを巻き込み、4年8か月ぶりの高値115.14円をつける。その後は何度も上値を試すも突破できず、米中の関係の悪化への懸念から114.48まで反落。欧州時間に入り二番底をつけると、再度上値を試す展開となる。NY時間に入り経済指標が発表されると、その後はじり上げの展開。

「11月製造業PMI速報値」は予想値よりやや上。「11月サービス業PMI速報値」は予想値よりやや下。「11月総合PMI速報値」はやや下。「米11月リッチモンド連銀製造業指数」は予想値の結果。発表後もドル円は堅調に推移。

本日は日本時間24時から「10月個人消費支出（ＰＣＥデフレーター）」や「10月新築住宅販売件数」が発表される。

ドル円相場分析

チャートは「ドルインデックス週足」。引き続き上値を広げており、ボリンジャーバンドの2σをブレイクし続ける「バンドウォーク」の状態。トレンドの形として最も強いパターン。このバンドウォークが続くかどうかは、事前のエネルギーの溜まり方にヒントがある。今回は三点で描けるサポート＆レジスタンスをブレイクしているので、私のデータでは伸び続ける可能性の高いパターンに分類される。

チャートはドル円月足。今月の始値をブレイクして上昇中。陽線となる可能性が高そうである。ボリンジャーバンドを見ても、ドルインデックスと同じく「バンドウォーク」の状態。先月の値幅が3.87円で今月の値幅は2.4円程度なので、まだ上値は広がる余地もある。仮にこのままバンドウォークが続いた場合①更に大きな陽線をつける②一度陰線が出てから最後の一上げがある、というのが通常でそれまでは上げ基調。下で買っているポジションがあればホールドで大利狙いもありと思う。トレンドとは逆方向のボリンジャーバンド「-2σ」を見ると広がり始めており、こちらでも上げ基調が見て取れる。こういった状態では押し目をつけずに上げていくことも多いので、「-2σ」が広がり続けているうちに、勢いに任せて飛び乗ることが必要となるケースも多い。

チャートはドル円4時間足。赤の水平ラインを上にブレイクアウトしたことでトレンドが加速している。基点の高値は緑の四角部分。一度上抜けた後、この水平ラインで反発して上昇している。既に価格は高値圏に位置しており、ここから上に行くか、下に行くか判断は難しい。ただ、週足以上でバンドウォークが発生しているので、1時間足以下でこのパターンが出たら仕掛けていきたい。

「セントラル・ピボット・レンジ」（赤、青、緑の三本線）は下降から上昇に転じて2日目。前日に比べレンジ幅が収縮しており、やや相場に迷いが感じられる。

デイトレード計画（USD/JPY）

逆指値セットポイント···114.921

買いのエントリーポイント（逆指値注文）····115.210

利益確定ポイント···115.619

損切りポイント…115.210（逆指値のセットポイントと同じ値）

週足レジスタンスライン「116.136」「118.656」

日足サポートゾーン「112.05」～「112.10」

チャートはドル円15分足。相場に迷いがあるのでサポートを確認してからのブレイクアウトを狙う。「114.921に価格が到達して反発するようなら買いの条件クリア」とし、「前日の高値に買いの逆指値注文」を入れる。損切りは「逆指値のセットアップ」と同じ値の「114.921」。上位足が上値を広げているので、利益確定はストップ切り上げてついて行っても良いが、まずは「115.619」。利益を伸ばす場合も、一旦このレベルで分割決済はしておきたい。

合わせて週足、日足の節目を記載しているので参考にして欲しい。

※全ての情報は、アナシスト情報を基づいた判断しているものであり、あくまでも情報提供が目的です。投資判断の全ての責任は、トレーダーにあります。レポート著者を含め、WikiFXは一切の責任を負いません。

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