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概要:欧州議会の委員会は23日、情報技術(IT)大手の影響力を抑えるための規制案「デジタル市場法(DMA)」を可決した。
ロイター編集
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欧州議会の委員会は23日、情報技術(IT)大手の影響力を抑えるための規制案「デジタル市場法(DMA)」を可決した。写真は欧州委員会のベステアー委員(競争政策担当)。ブリュッセルえ18日撮影(2021年 ロイター/YVES HERMAN)
[ストラスブール 23日 ロイター] - 欧州議会の委員会は23日、情報技術(IT)大手の影響力を抑えるための規制案「デジタル市場法(DMA)」を可決した。
DMAは欧州委員会のベステアー委員(競争政策担当)が昨年提案したもので、米国のアマゾン、アップル、アルファベット傘下のグーグル、フェイスブックを念頭に置いている。欧州での売上高が少なくとも80億ユーロ(約90億ドル)で、時価総額が800億ユーロのIT企業をオンラインゲートキーパー(門番)に指定し、規制を強化する内容。
DMAの最終的な採用には欧州議会やEU各国との協議が必要。
欧州議会委員会は、米IT大手に加えて、宿泊予約サイトのブッキング・ドット・コム、中国のアリババ、衣料ネット通販大手ザランドもゲートキーパーに指定。また、DMAの規制対象を従来案から広げ、ウェブブラウザーやバーチャルアシスタント、コネクテッドTVも含めることを決定した。
ベステアー委員はツイッターで「素晴らしいニュースだ!DMA導入に一歩近づいた。全てのプレーヤーに成功のチャンスがある、自由で公平、かつ競争的なハイテク市場への一歩だ」などコメントした。
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