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概要:韓国政府が1日発表した11月の貿易統計では、輸出が前年比32.1%増と過去3カ月で最大の増加率となり、9カ月連続で2桁台の伸びを記録した。海外の主要市場が新型コロナウイルスのロックダウン(都市封鎖)解除後の回復を続ける中、韓国製の半導体や石油化学製品への需要が拡大した。
韓国の11月の貿易統計で、輸出が前年比32.1%増と過去3カ月で最大の増加率となった。韓国製の半導体などへの需要が拡大した。写真は、ソウル近郊の半導体工場内でウエハーを取り扱う様子。
[ソウル 1日 ロイター] - 韓国政府が1日発表した11月の貿易統計では、輸出が前年比32.1%増と過去3カ月で最大の増加率となり、9カ月連続で2桁台の伸びを記録した。海外の主要市場が新型コロナウイルスのロックダウン(都市封鎖)解除後の回復を続ける中、韓国製の半導体や石油化学製品への需要が拡大した。
ロイターがまとめたアナリスト予想の27.7%増を大幅に上回った。
11月の輸出額は604億4000万ドルで、単月として過去最大だった。
輸入額は前年比43.6%増の573億6000万ドル。予想の40.5%増を上回った。貿易収支は30億9000万ドルの黒字となった。
Hiインベストメント・アンド・セキュリティーズのチーフエコノミスト、Park Sang-hyun氏は「11月1─20日までのデータを踏まえると、船舶の輸出がかなり増加し、半導体輸出も堅調を維持している」と指摘。「変異株オミクロンの状況やそれに関連したロックダウン措置、サプライチェーン(供給網)の混乱などが輸出の変動要因だが、回復の勢いは12月と2022年にかけて続きそうだ」と述べた。
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