简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:[ロンドン 10日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が10日発表した10月の国内総生産(GDP)は前月比0.1%の増加にとどまった。新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン」の出現前にもかかわら
[ロンドン 10日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が10日発表した10月の国内総生産(GDP)は前月比0.1%の増加にとどまった。新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン」の出現前にもかかわらず、9月の0.6%増から大幅に減速した。
ロイターがまとめた市場予想は0.4%増だった。市場では来週の利上げ観測が一段と後退している。
初のロックダウン(都市封鎖)が導入される直前の2020年2月の水準を0.5%下回った。
スナク財務相は「景気回復に一時的な問題が生じる可能性があることは常に認識していた。だが、早期の対策、現在実施している4000億ポンドの景気支援策、ワクチン接種計画を踏まえると、経済を軌道に乗せることは十分可能だ」と述べた。
フィデリティ・インターナショナルの投資ディレクター、マイケ・カリー氏は、インフレの進行とオミクロン株の流行で英経済が再び縮小する可能性があると指摘。
「英中銀は、物価上昇を抑制するよりも景気後退から脱却するほうが難しいことを痛感するだろう。来週の利上げの可能性はますます低下した」と述べた。
英産業連盟(CBI)のリードエコノミスト、アルペシュ・パレジャ氏は「10月のGDPは予想を下回った。オミクロン変異株に対する英景気回復の耐性とさらなる行動制限の影響に対する懸念が強まっている」と指摘。
「アプローチに一貫性が必要だ。コロナと変異株との共生を進め、通常の生活と行動制限の間の振幅を減らして信頼を醸成する必要がある」と述べた。
市場では、GDPの低迷を受けて、イングランド銀行(英中央銀行)が来週の金融政策委員会で政策金利を再び据え置くとの見方が強まる可能性が高い。
ポンドはGDP統計の発表後、利上げ観測の後退を受けて、値下がりした。
年初のGDPは急増していたが、ここ数カ月は供給網の混乱を背景に減速している。新たな新型コロナウイルス感染防止対策で今後さらに鈍化するとみられている。
10月は、新型コロナの流行で急減していた医療機関の受診がイングランドで引き続き増加し、サービス部門の生産が0.4%増加した。
一方、鉱工業生産は0.6%減。電力・ガス部門と鉱業・採石部門の生産が急減した。
製造業生産は横ばい。供給網の問題と人手不足が重しとなった。
建設部門は前月比1.8%減と、2020年4月以降で最大の減少を記録した。
10月のモノの貿易収支は139億ポンドの赤字。9月は147億ポンドの赤字だった。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。