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概要:ニューヨーク外為市場では、リスク選好度が改善が続く中、ユーロや豪ドルなどが米ドルに対し強含んだ。新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染が急拡大し、市場ではボラティリィーの高まりに対する警戒感が出ているにもかかわらず、景気に対する見通しは楽観的になっている。
[ニューヨーク 22日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、リスク選好度が改善が続く中、ユーロや豪ドルなどが米ドルに対し強含んだ。新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染が急拡大し、市場ではボラティリィーの高まりに対する警戒感が出ているにもかかわらず、景気に対する見通しは楽観的になっている。
12月22日、ニューヨーク外為市場では、リスク選好度が改善が続く中、ユーロや豪ドルなどが米ドルに対し強含んだ。写真は各国紙幣。2020年1月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのアナリストは「リスク選好度の改善に伴い、ドルが軟化している」とし、「主な動意が見当たらない中、 根固めの時期に入った可能性がある」の指摘。INGのアナリストは、例年はクリスマスの前後1週間は外国為替市場を含む金融市場のボラティリティーが低下するが、今年はオミクロン株の拡散による新たな抑制策導入のほか、先週の一連の主要中央銀行の政策決定会合の結果がなお市場で消化されている状況にあるとの見方を示した。
主要6通貨に対するドル指数は0.37%安の96.068。下落したものの、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測を下支えに11月24日に付けた1年半ぶり高水準(96.938)に近い水準にとどまっている。
この日発表の米経済指標では、コンファレンス・ボード(CB)の12月の消費者信頼感指数が115.8と、前月の111.9から上昇し、市場予想の110.8も上回った。新型コロナウイルスの感染が再拡大しているものの、来年も景気拡大が継続する可能性が示された。
ユーロは0.37%高の1.1331ドル。リスク動向に敏感に反応しやすい豪ドルは0.86%、ニュージーランドドルは0.74%、それぞれ上昇した。
英ポンドは0.67%高の1.3358ドル。英国の第3・四半期の国内総生産(GDP)確報値が前期比1.1%増と、速報値の1.3%増から下方修正されたものの、ポンド相場は上昇した。
トルコリラは安定化。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインはほぼ横ばいの4万8914ドル。
ドル/円 NY午後4時 114.07/114.10
始値 114.22
高値 114.36
安値 114.09
ユーロ/ドル NY午後4時 1.1336/1.1340
始値 1.1301
高値 1.1342
安値 1.1299
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