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概要:15日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。 米連邦公開市場委員会(FOMC)での引き締め加速に思惑が広がるなか、ドル買い先行の見通し。 ただ、「トランプ相場」の高値118円60銭台が
15日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。
米連邦公開市場委員会(FOMC)での引き締め加速に思惑が広がるなか、ドル買い先行の見通し。
ただ、「トランプ相場」の高値118円60銭台が意識され、利益確定売りが出やすい。
前日はロシアとウクライナの停戦交渉が注目され、先行き不透明感は短期的に和らぎ中銀の政策がテーマに。
日米金融政策のスタンスの違いからドル買い・円売りに振れ、ドル・円は118円台に定着。
また、原油相場の上昇一服を受け、過度なインフレ懸念はいったん収束した。
本日アジア市場は日経平均株価が上昇に転じると円買いは縮小し、主に欧州通貨を押し上げた。
また、ドルは上昇基調を維持し、対円で一時118円台半ばに浮上した。
この後の海外市場では、FOMCでの政策決定を前に生産者物価指数(PPI)が材料視されるだろう。
約40年ぶりの高水準となった10日の消費者物価指数(CPI)とともにインフレ高進が鮮明になれば、引き締め加速を見込んだドル買いが優勢になりそうだ。
ただ、2016年11月の米大統領選でトランプ候補(当時)の当選を受け、ドル・円は118円66銭まで急伸した。
足元は5年超ぶりのこの水準が視野に入り、高値圏では利益確定売りが一段の上昇を抑制しよう。
【今日の欧米市場の予定】
・19:00 独・3月ZEW景気期待指数(予想:5.0、2月:54.3)
・19:00 ユーロ圏・1月鉱工業生産(前月比予想:+0.1%、12月:+1.2%)
・21:30 米・2月生産者物価指数(前月比予想:+0.9%、1月:+1.0%)
・21:30 米・3月NY連銀製造業景気指数(予想:7.0、2月:3.1)
・05:00 米・1月対米証券投資収支(ネット長期有価証券)(12月:+1145億ドル)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、16日まで)
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