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概要:[ストックホルム 28日 ロイター] - スウェーデン中央銀行は28日、ゼロ金利政策を解除し政策金利のレポ金利を0.25%へ引き上げた。インフレ高進を受けて一段の引き締めを行う意向を示した。 また年
[ストックホルム 28日 ロイター] - スウェーデン中央銀行は28日、ゼロ金利政策を解除し政策金利のレポ金利を0.25%へ引き上げた。インフレ高進を受けて一段の引き締めを行う意向を示した。
また年内にバランスシートの縮小を始める考えも示した。
中銀は声明で「レポ金利は今後徐々に引き上げられ、3年後には2%をやや下回る水準になる」と表明。年内に2─3回、さらに23年も追加利上げを想定した。
利上げの背景には、インフレが中銀の予想を上回り、予想以上に持続していることがある。中銀は2月時点で、物価圧力は一過性のもので、2024年まで利上げは必要ないとの見方を示していた。
新型コロナウイルス危機の影響でインフレ率は既に高水準にあったが、ロシアのウクライナ侵攻により物価上昇圧力が一段と強まり、3月のインフレ率は6.1%と、中銀目標の2%を大幅に上回った。
イングベス中銀総裁は会見で「家具や自動車、コーヒーやパンまで物価はあまねく上昇している。今後数年の金融政策は、とにかくインフレ率を(目標の)2%付近に下げることが課題だ」と述べた。
政策の転換で中銀の想定と市場の予想が合致したが、インフレがさらに進むリスクがあり、中銀は引き締めの強化を迫られる可能性もある。
キャピタル・エコノミクスのシニア欧州エコノミスト、デビッド・オクスリー氏は、中銀の現在の想定よりも引き締めが加速すると予想した。
ウクライナ侵攻は成長見通しに影を落としている。インフレ高進は家計の購買力を弱め、住宅ローン金利上昇は消費を冷やすと予想される。エネルギー価格に金融政策はなすすべがない。
インフレ率や金利の大幅な上昇が恒久的な変化なのかも不透明。イングベス総裁は、追加利上げを想定しながらも実質金利は0%付近になるべきだとし「ブレーキを踏んでいるのでなく、アクセルの踏み込みを緩めている」と述べた。
スウェーデン中銀の発表後、通貨クローナは大幅に上昇した。
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