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概要:東京株式市場で日経平均は29円37銭安の2万6818円53銭と、小幅に反落した。大型連休の谷間であるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、手仕舞い売りが優勢となった。ただ、前週末に好決算を発表した企業の一角には買いが集中したほか、為替の円安基調も下支え要因となり、日経平均、TOPIXともに小幅な下落にとどまった。
[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は29円37銭安の2万6818円53銭と、小幅に反落した。大型連休の谷間であるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、手仕舞い売りが優勢となった。ただ、前週末に好決算を発表した企業の一角には買いが集中したほか、為替の円安基調も下支え要因となり、日経平均、TOPIXともに小幅な下落にとどまった。
5月2日、東京株式市場で日経平均は29円37銭安の2万6818円53銭と、小幅に反落した。写真は2020年10月、都内にある株価ボードで撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)
日経平均は一日を通して不安定な値動きが続いた。寄り付きで続伸後、マイナス圏に転落し、237円04銭の2万6610円86銭の安値をつける場面があった。後場では時間外取引の米株先物の上昇や為替の円安基調を受けて、プラス圏に浮上したものの、大引け間際で再びマイナス圏に沈んだ。米金利上昇に対する警戒感が残る中、FOMCの結果発表を控えているため、積極的に買い上がる展開にはならなかった。
4月29日の米国株式市場は大幅安。低調な決算を発表したアマゾン・ドット・コムが売られた。また、3月の米個人消費支出(PCE)価格指数の前月比の伸びが2005年以来の大きさとなり、利上げ観測が一段と高まった。
市場では「FOMC前で米株市場では警戒感が高まっているものの、日本株の場合、為替の円安基調が輸出関連株を中心に下支えしている。もともと軟調な基調だったこともあり、大きく売られる要因にはなっていない」(アイザワ証券の坂瀬勝義国内情報課長)との声が聞かれる。 TOPIXは0.07%安の1898.35ポイント。東証プライム市場の売買代金は2兆9582億3100万円だった。東証33業種では、海運業、空運業、ガラス・土石製品などの19業種が値上がり。その他製品、建設業、サービス業などの14業種は値下がりした。
個別では、アドバンテスト、東京エレクトロンのほか、ダイキン工業、京セラ、ファナックなど値がさ株が軟調。半面、前週末に好決算を発表した村田製作所、富士通、アルプスアルパイン、セイコーエプソンなどが物色され大幅高となった。ファーストリテイリング、太陽誘電などもしっかりだった。
プライム市場の騰落数は、値上がり949銘柄(51%)に対し、値下がりが830銘柄(45%)、変わらずが59銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 26818.53 -29.37 26851.10 26,610.86─26,964.59
TOPIX 1898.35 -1.27 1899.92 1,887.27─1,910.98
東証出来高(万株) 119420 東証売買代金(億円) 29582.31
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