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概要:欧州連合(EU)首脳会議は23日、ウクライナとモルドバを「加盟候補国」として正式に認定する方針で合意した。実際のEU加盟には10年以上かかる可能性があるが、EUが旧ソ連諸国に寄り添う姿勢を示す重要なシグナルとなる。
EU首脳会議は、ウクライナとモルドバを「加盟候補国」として正式に認定する方針で合意した。写真はミシェルEU大統領。23日、ブリュッセルで撮影(2022 年 ロイター/Yves Herman)
[ブリュッセル 23日 ロイター] - 欧州連合(EU)首脳会議は23日、ウクライナとモルドバを「加盟候補国」として正式に認定する方針で合意した。実際のEU加盟には10年以上かかる可能性があるが、EUが旧ソ連諸国に寄り添う姿勢を示す重要なシグナルとなる。
EUのミシェル大統領は「歴史的な瞬間。EU加盟に向けた重要な一歩」とし、「われわれの未来は共にある」とツイッターに投稿した。
ウクライナのゼレンスキー大統領もツイッターへの投稿で「比類なき歴史的瞬間だ。ウクライナの未来はEUにある」として、EUの決定を歓迎した。
ウクライナとモルドバ同様に旧ソ連諸国のジョージアについては、欧州委が提示した条件を満たせば候補国にする方針を示した。
EU首脳らは、これらの国々が多くの課題を抱えることになると強調し、それに対処するためEUはその仕組みを変える必要があるかもしれないと指摘した。
欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、会見で「(ウクライナとモルドバ)は可能な限り迅速に行動し、必要な改革を実施するために最大限の努力を払うと確信している」と語った。
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