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概要:ロシア政府は27日、2020年代末までに航空産業に7700億ルーブル(145億ドル)を投資する方針を発表した。国産機のシェアを高める。
ロシア政府は27日、2020年代末までに航空産業に7700億ルーブルを投資する方針を発表した。写真はロシアの国産旅客機「スホーイ・スーパージェット100」。2017年7月モスクワ近郊ジューコフスキーで撮影(2022年 ロイター/Sergei Karpukhin)
[27日 ロイター] - ロシア政府は27日、2020年代末までに航空産業に7700億ルーブル(145億ドル)を投資する方針を発表した。国産機のシェアを高める。
ロシアの航空産業は、ウクライナ侵攻を受けた西側の対ロシア制裁で危機的な状況にある。海外メーカーは新たな航空機の引き渡しを停止。外国製の航空機はスペア部品も不足している。
ボリソフ副首相は「ロシアの航空会社の保有航空機に占める国産機の比率は30年までに81%に拡大するはずだ」と述べた。
ロシアは航空機の国産化を進めているが、ロシア国内で大量生産されているのは地域間輸送用旅客機「スホーイ・スーパージェット」のみで、重要なエンジン部品を含む多くの部品は輸入されている。
ロシアは中距離旅客機「MS-21」の量産を準備しているが、これも一部外国製部品を使用している。また、ソ連時代に設計された「Tu-214」の製造も少量ながら開始される見込み。
今回のプログラムによると、ロシアの航空会社は30年までに約1000機の新型国産機を受け取ることになる。
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