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概要:■NY株式:NYダウ491ドル安、消費の悪化を警戒米国株式市場は続落。 ダウ平均は491.27ドル安の30946.99ドル、ナスダックは343.01ポイント安の11181.54で取引を終了した。 中国
■NY株式:NYダウ491ドル安、消費の悪化を警戒
米国株式市場は続落。
ダウ平均は491.27ドル安の30946.99ドル、ナスダックは343.01ポイント安の11181.54で取引を終了した。
NY連銀のウィリアムズ総裁がインタビューで「経済が強く、景気後退は基本シナリオではない」と発言したことも買いを後押し。
しかし、その後発表された、6月の消費者信頼感指数や地区連銀製造業指数が予想以上に悪化し、景気減速懸念に伴う売り圧力が強まり下落に転じた。
引けにかけて、主要株式指数は下げ幅を拡大。
セクター別では、耐久消費財・アパレルや小売りが大幅下落した一方、唯一エネルギーが上昇した。
エネルギー会社のオキシデンタル・ペトロリアム(OXY)は著名投資家のバフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが同社株を買い増したことが明らかになり、上昇。
半導体のクアルコム(QCOM)は、携帯端末のアップル(AAPL)が自社製の5Gモデム用半導体開発する間、引き続き同社製のモデムを23年版アイフォーンに利用していく可能性が強いとのアナリストの分析を受け、買われた。
アップルは下落。
証券会社のモルガンスタンレー(MS)は連邦準備制度理事会(FRB)のストレステストの結果を受けて株主還元計画を発表し、上昇。
投資家の恐怖心理を示すVIX指数は28.68まで上昇した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ウィリアムズNY連銀総裁が大幅利上げの必要性指摘、ドル反発
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円91銭から136円38銭まで上昇し、136円22銭で引けた。
米4月住宅価格指数が予想を上回ったほか、米NY連銀のウィリアムズ総裁はインタビューで経済が強く、景気後退は自分の基本シナリオではないと言及したため経済への悲観的見方が後退。
また、今年かなりの利上げが必要で、金利を年末までに3.0%‐3.5%へ引き上げる必要があると繰り返すと金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。
しかし、その後発表された6月消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数が悪化したため景気後退懸念が再燃、ドル買い、円売りが後退した。
ユーロ・ドルは1.0566ドルから1.0504ドルまで下落し、1.0528ドルで引けた。
ユーロ・円は143円80銭から143円10銭まで下落。
低調な6月月消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数を受け、景気後退懸念に伴う円買いが再燃。
ポンド・ドルは1.2245ドルから1.2181ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.9556フランから0.9587フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で111.76ドル、供給不安は解消されず
NY原油先物8月限は続伸(NYMEX原油8月限終値:111.76 ↑2.19)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+2.19ドルの111.76ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは109.62ドル-112.22ドル。
ニューヨーク市場の前半にかけて109.62ドルまで売られたが、供給体制は安定していないため、買い戻しが入った。
一時112.22ドルまで買われており、通常取引終了後の時間外取引では主に111ドル台で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.26ドル -0.09ドル(-0.28%)
モルガン・スタンレー(MS) 78.16ドル +0.72ドル(+0.93%)
ゴールドマン・サックス(GS)299.49ドル -1.29ドル(-0.43%)
インテル(INTC) 37.78ドル -0.85ドル(-2.20%)
アップル(AAPL) 137.44ドル -4.22ドル(-2.98%)
アルファベット(GOOG) 2251.43ドル -81.02ドル(-3.47%)
メタ(META) 160.68ドル -8.81ドル(-5.20%)
キャタピラー(CAT) 187.44ドル -0.15ドル(-0.08%)
アルコア(AA) 49.25ドル -0.31ドル(-0.63%)
ウォルマート(WMT) 122.37ドル -1.75ドル(-1.41%)
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