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概要:4日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比149円45銭高の2万6085円07銭と、反発した。前週末の米国株式市場の上昇を好感した格好となっている。中盤に伸び悩む場面があったものの、下値では値ごろ感からの買いが流入。終始堅調な地合いを維持した。
4日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比149円45銭高の2万6085円07銭と反発した。前週末の米国株式市場の上昇を好感した格好となっている。写真は都内の株価ボード。今年2月撮影。(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 4日 ロイター] - 4日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比149円45銭高の2万6085円07銭と、反発した。前週末の米国株式市場の上昇を好感した格好となっている。中盤に伸び悩む場面があったものの、下値では値ごろ感からの買いが流入。終始堅調な地合いを維持した。
前週末1日の米国株式市場は反発。経済指標では、米供給管理協会(ISM)の6月の製造業景気指数が53.0と、前月の56.1から低下し、2020年6月以来の低水準を更新したことで、金融引き締め懸念が和らいだ。
これを受けて週明けの日本株は買い優勢でスタート。ただ、買い一巡後は時間外取引で米株先物が軟調に推移したこともあって、日経平均は値を消す展開となった。「独立記念日で今晩の米株市場は休場となるため、見送りムードも生じている」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)という。
それでも、下値では割安感から買いが入り、中盤からは持ち直す動きとなっている。方向性を示す明確な動きとはならないながら、市場では「2万6000円を下回る水準では買いが入ることが確認できた」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)との声が聞かれた。
TOPIXは1.01%高で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆2940億9900万円だった。東証33業種では、値下がりが保険業、石油・石炭製品のみで31業種が上昇。電力・ガス業の上昇が目立つ。
個別では、トヨタ自動車など主力銘柄が堅調なほか、ソフトバンクグループもしっかり。東京電力ホールディングスが大幅高となった。半面、KDDIは売られた。
プライム市場の騰落数は、値上がり1371銘柄(74%)に対し、値下がりが407銘柄(22%)、変わらずが60銘柄(3%)だった。
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