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概要:[ニューヨーク 6日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)が6日公表した非居住者資金動向によると、6月は新興国市場から40億ドルの資金が流出し、4カ月連続の売り越しとなった。景気後退やインフレへの懸
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)が6日公表した非居住者資金動向によると、6月は新興国市場から40億ドルの資金が流出し、4カ月連続の売り越しとなった。景気後退やインフレへの懸念を背景に、連続売り越し期間は過去7年間の最長記録に並んだ。
5月は51億ドルの売り越し、昨年6月は558億ドルの買い越しだった。
4カ月連続の売り越しは、2015年7月─10月以来。過去4カ月の売り越し額は計278億ドルとなった。
IIFのエコノミスト、ジョナサン・フォーチュン氏は「世界的な金利・高インフレショックに陥っている」と指摘。「長期国債利回りは先進各国で急上昇し、金融状況を引き締め、成長を圧迫してリスク回避を強めている。この仕組みが新興国へのフローの重しになっている」と述べた。
6月は中国を除く新興国の株式から196億ドルが流出。新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)で動揺が広がった20年3月以降で最大となった。
中国は66億ドルの買い越し。債券が25億ドルの売り越しだった一方、株式は今年最大となる91億ドルの買い越しだった。
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