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概要:独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、新たに設立した合弁企業を通じて車載バッテリーセル(単電池)事業に200億ユーロ(203億8000万ドル)余りを投じ、2万人の雇用を創出して、2030年までに200億ユーロを超える年間売上高を目指す。同社が7日、ニーダーザクセン州ザルツギッターに設立する欧州初のバッテリーセル工場の起工式で明らかにした。
Member of the Board of Management Volkswagen AG Technology Thomas Schmall speaks during a press conference before the groundbreaking ceremony for German carmaker Volkswagen's first battery cell production plant 'SalzGiga' in Salzgitter, Germany, July 7, 2022. REUTERS/Fabrizio Bensch
[ザルツギッター(ドイツ) 7日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、新たに設立した合弁企業を通じて車載バッテリーセル(単電池)事業に200億ユーロ(203億8000万ドル)余りを投じ、2万人の雇用を創出して、2030年までに200億ユーロを超える年間売上高を目指す。同社が7日、ニーダーザクセン州ザルツギッターに設立する欧州初のバッテリーセル工場の起工式で明らかにした。
新合弁会社パワーコがバッテリー生産と、資源採掘からリサイクルまでの研究、エネルギー貯留システムのプロジェクトを手がける。
このザルツギッターを皮切りに、欧州域内に6カ所、北米に2カ所のバッテリーセル工場が建設される見通し。起工式に出席したショルツ首相は「つい最近まで多くのドイツ人は、バッテリーをアジアから調達できると考えていた。今われわれはもっと事情が分かるようになっている。新型コロナウイルスのパンデミックとロシアによる野蛮なウクライナ侵攻により、海外の供給網に依存することがいかに大きなリスクであるかがはっきりした」と語った。
VWのヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)は「自動車は引き続き当社の中核事業だ。しかし電動化と自動運転化が進む局面で、自動車は世界で最も複雑なデジタル製品となり、われわれはソフトウエア開発やバッテリー製造に踏み込まざるを得なくなっている」と指摘した。
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