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概要: 中国の6月小売売上高が15日に発表され、前回値のマイナス6.7%から3.1%へ改善し、市場予想の0.0%を上回りました。
中国の6月小売売上高が15日に発表され、前回値のマイナス6.7%から3.1%へ改善し、市場予想の0.0%を上回りました。また、6月都市部の失業率は前回値の5.9%から改善し5.5%で着地しました。
しかしながら、同時刻に発表された4-6月期GDP(前年比)は市場予想の1.0%に届かず0.4%となり、前回値の4.8%から低下。ゼロコロナ対策での経済活動鈍化が浮き彫りとなりました。
また、本日中国国家統計局(NBS)では「中国経済は構造的・循環的な問題に直面している」「長期的な回復のための経済基盤が安定しない」「需要縮小と供給ショックに直面している」と悲観的な発言が聞かれました。
指標発表後、人民元円は急変することなく20.500-20.578での横ばい推移となっています。人民元円は昨日今年高値を更新したばかりで、本日のアジア時間でも高値圏で推移しており、4時間足10MAに下値をサポートされる形となっています。
このまま上昇基調が継続し日足上昇チャネル上限の20.691付近まで値が伸びるのか、円の強弱性に注視しつつ観察しましょう。反落した場合、4時間足200SMA下で節目の20.000までは調整が入る可能性を念頭に置いておきましょう。
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