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概要:米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した6月の鉱工業生産指数は製造業が前月から0.5%下がり、低下幅は市場予想の0.1%より大きかった。同じく0.5%低下していた5月に続いて2カ月連続で下げた。
米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した6月の鉱工業生産指数は製造業が前月から0.5%下がり、低下幅は市場予想の0.1%より大きかった。2020年11月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)
[ワシントン 15日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した6月の鉱工業生産指数は製造業が前月から0.5%下がり、低下幅は市場予想の0.1%より大きかった。同じく0.5%低下していた5月に続いて2カ月連続で下げた。
6月の前年同月比は3.6%上昇した。
自動車・部品などの幅広い商品の生産指数が低下し、FRBによる政策金利引き上げが製造業に打撃を与えていることを示唆した。
2022年第2・四半期の製造業は前年同期より4.2%上昇し、伸び率は第1・四半期の3.9%から拡大した。米国経済の11.9%を占める製造業はこれまでに商品(モノ)の旺盛な需要に支えられてきたが、消費はサービスへ徐々にシフトしており、小売業は過剰在庫を抱えている。
6月の自動車・部品の生産指数は前月より1.5%低下。耐久財は1.0%、非耐久消費財は0.7%それぞれ下げた。
鉱業は1.7%上昇し、ウクライナ戦争による原油価格高騰を背景に石油・ガス採掘が引き続き押し上げた。電力・ガスは1.4%下げ、5月の1.9%上昇から低下に転じた。
6月の鉱工業全体の生産指数は0.2%低下した。
製造業の設備稼働率は前月から0.5%ポイント低下の79.3%となり、長期平均を1.1ポイント上回った。
鉱工業全体の稼働率は80.0%となり、5月の80.3%から低下。6月は、1972―2021年の平均を0.4%ポイント上回った。
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