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概要:米商務省が19日に発表した6月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比2.0%減の155万9000戸と、2021年9月以来、9カ月ぶりの低水準となった。
6月の米住宅着工件数は年率換算で前月比2.0%減の155万9000戸と、9カ月ぶりの低水準となった。
[19日 ロイター] - 米商務省が19日に発表した6月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比2.0%減の155万9000戸と、2021年9月以来、9カ月ぶりの低水準となった。
住宅建設許可件数も減少。住宅ローン金利の上昇で手が届きにくくなり、住宅市場の冷え込みが進んでいることを示している。
5月の着工件数は159万1000戸に上方改定された。前回発表は154万9000戸だった。
ロイターがまとめた6月のエコノミスト予想は着工件数が158万戸。建設許可件数は168万5000戸だった。
住宅市場は金利に非常に敏感に反応する。約40年ぶりの高水準にあるインフレ対策として米連邦準備理事会(FRB)が急ピッチで政策金利を引き上げる中、住宅市場は今年になって著しく軟化している。30年固定金利住宅ローンの平均契約金利は、今年初頭の約3.3%から6月に6%近くへ上昇。特に初めて住宅を購入しようとする消費者の間で、手が届かなくなった人が増えている。
住宅ローン金利がどこまで上昇するかは不明だが、FRBが来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で再び利上げし、年内にさらに引き上げる計画のため、しばらく高止まりするのはほぼ確実だ。
オックスフォード・エコノミクスが先週発表した指標によると、2022年第1・四半期の住宅の手に入れにくさは07─09年の金融危機以来のレベルとなり、今年いっぱい悪化する見通し。
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