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概要:■中期成長戦略DXビジネス推進としては、「クラウド及びパッケージベースSI」の拡大と「ローコード開発並びにアジャイル開発」に注力する。 一例を挙げると、オンプレミスの基幹業務システムとHerokuを利
■中期成長戦略
DXビジネス推進としては、「クラウド及びパッケージベースSI」の拡大と「ローコード開発並びにアジャイル開発」に注力する。
一例を挙げると、オンプレミスの基幹業務システムとHerokuを利用してSalesforceと連携したシステム構築を行っている。
Herokuとは、Salesforceが提供するコンテナベースのクラウド型PaaS(サービスとしてのプラットフォーム)で、Salesforce上のデータを安全に外部システムと連携させることができる。
IoT/ビッグデータ連携や、コンシューマー向けWebサービス連携などの拡張が可能となり、Salesforceの利用価値が高まる。
ランドコンピュータ (TYO:3924)はHerokuを活用したアプリケーション開発を得意としており、小規模から大規模な開発まで多くの実績を有する。
これまでのHeroku上でのアプリケーション開発経験を生かした同社オリジナルのアプリケーション開発フレームワーク「R&Dフレームワーク」を用意している。
これは、Java/springベースで積み上げた開発実績から機能・品質の強化を継続し磨き上げた機能部品を含むテンプレートとなる。
また同社は、Heroku上でのアプリケーション開発の際に、従来のアプリケーション言語による開発に加え、ローコード開発とアジャイル開発手法の組み合わせによる短期開発を提案している。
従来のアプリケーション開発と比較し、開発からリリースまでの期間が30%以上短縮できたケースもあるようだ。
同社は、CRM(顧客管理)、SFA(営業支援)、MA(マーケティング)、顧客サービス、アナリティクス、コミュニティのシステム開発のため、SalesforceのSales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloud、Experience Cloudを補完する様々なクラウドサービスを組み合わせることにより、個別開発を不要とし、IT投資額を抑えつつ短期間での業務や機能の拡張を容易にしている。
顧客の要件に応じて、パートナー企業の提供するクラウドサービスをインテグレーションした実績を数多く持つ。
それらのクラウドサービスは、勤怠管理、経理精算、工数管理や帳票作成・印刷、電子帳票サービス、コンテンツ管理サービス、データバックアップサービスなどになる。
マルチクラウドインテグレーションにより、顧客の要望に沿った最適な提案をしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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