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概要:米国株式市場は大幅高で取引を終えた。大手銀行に続き予想を上回る企業決算が相次いだことを受け、高インフレや米連邦準備理事会(FRB)の引き締めが企業収益を圧迫すると懸念する投資家に一定の安心感が広がった。
[19日 ロイター] - 米国株式市場は大幅高で取引を終えた。大手銀行に続き予想を上回る企業決算が相次いだことを受け、高インフレや米連邦準備理事会(FRB)の引き締めが企業収益を圧迫すると懸念する投資家に一定の安心感が広がった。
米国株式市場は大幅高で取引を終えた。7月13日、ニューヨーク証券取引所で撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)
S&P総合500種は2.8%高で引け、終値ベースで6月9日以来の高値を記録。ナスダック総合は3.1%上昇し、6月24日以来の大幅な上昇率となった。
油田サービス大手ハリバートンが四半期利益(調整後)の41%増加を好感して2.1%高となったほか、玩具メーカーのハスブロも四半期利益が予想を上回って0.7%上昇した。
シンプリファイ・アセット・マネジメントのポール・キム最高経営責任者(CEO)は「企業決算は下方修正された予想より良好だった」とし、「金融引き締めやインフレは懸念されたほど売上高に影響していない」と指摘した。
一方、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は1.5%安。四半期の利益と売上高は予想を上回ったが、ドル高を理由に通年の業績見通しを下方修正した。
IBMも前日、ドル高の影響により為替に関する年間の打撃が約35億ドルに達すると警告。19日の取引で株価は5.2%下落した。
前出のキム氏は「マクロ情勢は変わっていない。業績の減速やインフレ圧力、FRBの引き締めに変わりはない。長期的に見れば、きょうのような上昇に持続性があるとは思わない」と語った。
米取引所の合算出来高は109億5000万株。直近20営業日の平均は117億6000万株だった。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.88対1の比率で上回った。ナスダックでは3.40対1で値上がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 31827.05 +754.44 +2.43 31165.91 31842.25 31165.91
前営業日終値 31072.61
ナスダック総合 11713.15 +353.10 +3.11 11515.00 11721.22 11448.97
前営業日終値 11360.05
S&P総合500種 3936.69 +105.84 +2.76 3860.73 3939.81 3860.73
前営業日終値 3830.85
ダウ輸送株20種 13796.65 +515.24 +3.88
ダウ公共株15種 957.41 +7.64 +0.80
フィラデルフィア半導体 2803.14 +123.57 +4.61
VIX指数 24.50 -0.80 -3.16
S&P一般消費財 1174.62 +35.17 +3.09
S&P素材 468.41 +14.11 +3.11
S&P工業 756.29 +26.16 +3.58
S&P主要消費財 758.75 +8.13 +1.08
S&P金融 542.19 +16.15 +3.07
S&P不動産 261.31 +7.21 +2.84
S&Pエネルギー 551.46 +16.90 +3.16
S&Pヘルスケア 1511.68 +26.79 +1.80
S&P通信サービス 194.84 +6.83 +3.64
S&P情報技術 2363.75 +70.52 +3.07
S&P公益事業 351.87 +2.37 +0.68
NYSE出来高 9.41億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 27400 + 470 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 27365 + 435 大阪比
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