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概要:オーストラリアのウエストパック銀行が20日に発表した6月のウエストパック景気先行指数はマイナス0.16%となり、前回値のマイナス0.06%から悪化しました。
オーストラリアのウエストパック銀行が20日に発表した6月のウエストパック景気先行指数はマイナス0.16%となり、前回値のマイナス0.06%から悪化しました。前々月のマイナス0.15%をも上回る悪化となりました。
ウエストパック銀行は来月2日の豪州準備銀行(RBA)政策金利の利上げ幅を依然0.5%と予想しています。また、本日午前にロウRBA総裁は、「インフレが6-7%に向かっているため、利上げをする必要がある」「労働市場は非常にポジティブな状況にあり、完全雇用を超えている」「柔軟なインフレ目標は正しいフレームワークとして広く受け入れられている」と発言。RBAの継続的な利上げスタンスが改めて確認できる内容となりました。
指標発表後、豪ドルは対円で下落。豪ドル円は95.419から95.211まで値を下げており、現在最弱通貨となっています。本日のアジア時間ではクロス円が全般的に下落基調となっていますが、中でも豪ドル円の下落が顕著です。
豪ドル円は、6月8日の96.852をトップとしたフィボナッチ・リトレースメントの61.8%ラインである94.729まで、調整下落の考慮が必要な局面です。なお61.8%ラインは4時間足10MAと重なりますが、このラインを下抜けて下伸した場合、4時間足20MAの94.460を次の反転ポイントとして注視しておきましょう。
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